皆さんこんばんは、新宿区議のよだかれんデス✨

 

一昨日になりますが、上智大学で開催されたシンポジウム「人身売買は”自己責任”なのか?~外国人労働者・留学生、AV出演強要、企業の取組~」に足を運んでまいりました。

 

これが大ヒット!

大変興味深い内容であり、また今後に繋がりそうな素敵な出会いや再会があり、参加させて頂いて本当に良かったです。

 


お声がけ下さったのは、性的搾取を私たちの世代で終止符を打つという目的で活動されている NPO法人ぱっぷす の相談員としてご活躍の 岡恵さん。当ブログでもかなりの頻度で登場している、我が母校パリテ・アカデミーhttp://parity-academy.org/の後輩さんにあたります。

 

①JNATIP共同代表/移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事である鳥井一平さんは、

日本の国策として偽装された労働者である留学生や、これから大きな社会問題ともなり得る特定技能という新たな在留資格について、

ビジネスと人権という視点で熱く語って下さいました。

 

日本で働いてくださる外国の人々は、決して安価な切り捨てやすい労働力などではありません。


共に働き、共に暮らす仲間です。多くの一市民、

一国民はこのような認識を持っているし、

新宿区も多文化共生社会を生み出すために様々な施策を行っているように思われますが、


国の制度としてはそのように制度設計がなされていません。

 

救済のためではなく、摘発の方に目が向いてしまっている。それはおかしいと皆で声を上げて行きたいです。

 

②今回お声掛け下さった岡恵さんは性的搾取についてのお話をして下さり、


AV出演強要やリベンジポルノ等の相談が年々増えているのは被害が増えているからだけではなく、

メディアに取り上げられるようになったことで ”性的搾取は相談しても良いこと” と認識されるようになったからだと仰っていました。

 

以前は、だまされた自分が悪いのだから自分さえ我慢すればよいと思ってしまう被害者も多かったそうです。違います、だました方が悪いのです。

 

モデルやタレントのスカウトという形で誘い込み、オーディションと言われて行った先や水着でのグラビア撮影と言われて行った先がAV撮影現場で、


断れば法外な違約金を親に請求すると脅されて仕方なく撮影され、そしてその映像をネタに次々と出演させられ続ける。


その映像はいつまでもネットに流され、いつの間にか学校で友人の知るところとなり学校に通えなくなり・・・そんな事例がいくらでもあるそうです。

 

私も芸能界での成功を夢見てトライし続けた身。

許せません。

 

だまされた方が悪いですか?

恐怖で断れなかった方が悪いですか?

すぐに警察へ行かなかった方が悪いですか?

 

違います。

だますほうが悪い、脅した方が悪いのです。

 

ぱっぷすにはTwitterからの相談が多いそうです。被害者に若い子が多いから。


是非とも皆様からも、相談窓口としてぱっぷすのツイートをリツイートするなどして相談窓口があることを広めて頂けたらと思います。

https://twitter.com/PAPS_jp

 

ゲイビデオなどに出演させられた男性の被害者もいるそうで、男性からの相談も受け付けています。

 

 

③ANAホールディングス株式会社 CSR推進部マネージャーの杉本茂さんは「航空業界における現代奴隷制度問題への対応」という衝撃的なタイトルでお話をして下さいました。


航空機は被害者の逃亡を防ぎながら長距離の輸送を可能とするため、人身取引における主要な輸送手段となっているそうです・・・

そういったイメージがなかったので驚きました。

 

そのためANAでは、客室乗務員→運航乗務員→地上スタッフ→入国管理局 という連携で人身取引を未然に防ぎ、


またそうした体制をPRすることで飛行機を使わせないようにし、犯罪抑止に貢献してゆくということです。

 

これから各航空会社とも連携し、業界全体でそのような取り組みを進めたいということで、

ご自身の胸にも刻んでいるANA創業時の経営理念を教えてくださいました。

 

一、高潔な企業

一、権威に屈することのない、主体性を持つ企業

一、独立独歩できる企業

 

素敵です‼︎

 

皆さんそれぞれに熱い思いが込められたお話をして下さり、あっという間の2時間でした。

今回のセミナーで学んだことや得たご縁をこれからの活動に活かしてゆきたいと思います。

 

またまた長い文章になってしまいました💦

最後までお読みくださり誠にありがとうございますm(_ _)m

 

また明日✨

 よだかれん