皆さんこんばんは、新宿区議のよだかれんデス。
しばらくブログ更新出来なかったのですが、なぜなら私、6月２２日～２４日まで沖縄県へ行っておりました。
新宿区議団が毎年行っている平和祈念派遣議員団の一員として、恒久平和を願う慰霊の旅です。
実は、新宿区は１９８６年に平和都市宣言を行っているのです。
以下、新宿区HPより。
「世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
私たちは、世界で唯一の核被爆国民として、自らも戦火を受けた都市の住民として、戦争の惨禍を人々に訴えるとともに、永遠の平和を築き、この緑の地球を、次の世代に引き継ぐ責務がある。
国際平和年にあたり、私たちは、人類の生存に深刻な脅威をもたらす、すべての国の核兵器の廃絶を全世界に訴え、世界の恒久平和の実現を心から希求し、ここに新宿区が、平和都市であることを宣言する。
昭和61年3月15日 新宿区 」
このことを知ったとき、まだ一区民であるときでしたが、私は新宿区民であることを誇りに思いました。
そして今年は区議となり、区民を代表して、共産党・近藤なつ子区議 公明党・時光じゅん子区議 自民党・永原たかやす区議と共に、慰霊の旅に参加させて頂く事が出来ました。
身に余る光栄です。
何しろ私は小学６年生から高校１年生までという多感な５年間を、沖縄県那覇市で過ごしているのです。
そのことが人格形成に大きく影響し、戦争と平和・国家と国民ということが頭から離れない人間へと成長し、そして政治家を志すこととなったのです。
初日は普天間基地へ。
高台から基地を見渡せる嘉数高台公園の展望台からは、オスプレイも目視出来ます。
(見えますか？是非拡大して見て下さいね)
世界で最も危険な基地と評されることもあるように、住宅街のすぐそばに存在していることがよく分かります。
公園内には京都・島根・韓民族出身兵の慰霊塔や、トーチカ（防御や攻撃の拠点となるような陣地）がありながら、
子どもたちが遊べるように楽しく美しく整備されており、そのコントラストが平和への思いをより強いものにいたします。
二日目は、慰霊の日（第二次世界大戦において 日本で唯一地上戦が行われ、２０万人近い人々が亡くなった沖縄において組織的な戦闘が終わった日とされ、犠牲になった人たちに祈りをささげる日。沖縄では公休日。
慰霊の日としては３０年ぶりという、断続的ではありますが土砂降りの雨でした。
そんな中、私も沖縄に住んでいたころ学校の遠足等で何度も足を運んだ平和祈念公園を訪れ、沖縄全戦没者追悼式に参加いたしました。
沢山の方々が訪れており、ご高齢者のみならず、小さなお子さんを連れたご家族・ご親族一緒に参加する方が多いことに心を打たれました。戦争の残酷さが、代々語り継がれているのです。
亡くなられた方々のお名前が出身地ごとに刻まれている平和の礎（いしじ）、
鎮魂の思いを炎に託す平和の火、
美しくも悲しい海景色、
そんな中で行われている式典において、玉城デニー沖縄県知事の 標準語・ウチナーグチ・英語の三つの言語を操っての素晴らしいメッセージを聴きながら、
亡くなられた方々の魂の安寧を祈り、そして軍隊の必要ない世界を目指す誓いを立てました。
その後は東京の塔
（東京都HPより➡先の大戦において、南方諸地域で戦没された東京都関係者10万有余柱の御霊を慰めるとともに、関係ご遺族と東京都民の心からなる平和への願いを象徴するものとして、昭和46年10月に沖縄県糸満市に建立されました。）において献花を行い、
ひめゆりの塔https://www.odnsym.com/spot/himeyuri.html
旧海軍司令部豪http://kaigungou.ocvb.or.jp/top.html
を見学いたしました。
県内には小さな塔や碑が200以上あるとの事で、街の至る所で人々が集い・祈りを捧げている光景が目に入って来ました。
沖縄中が、平和への祈りに包まれていたのではないでしょうか。
そして三日目は、またまた土砂降りの中、辺野古の埋め立て現場へ。
我らがTさんがナビ＆セッティングをして下さり、ありがたいことにテント村で詳しい状況説明を受けさせて頂くという得難い経験をいたしました。
集落の中にある高台に移動し、美しい海と巨大なクレーン群全体を見渡していると、自然に胸が苦しくなります。
(奥の方に広がるのが埋め立てられつつある辺野古の海です)
駆け足ではありましたが、慰霊と平和への祈りを捧げる沖縄訪問。
沖縄の少年だった私には特別なものであり、これからの議員活動にも大いなるパワーを授けて頂きました。
新宿区平和都市宣言をおこなっている新宿区。
その新宿区議としてふさわしい活動を、行って参る所存です。
よだかれん