時間が経ってからの御報告となってしまいますが、9月20日にパネリストとして参加させて頂いた東京都行政書士会シンポジウム「セクシャルマイノリティと行政書士業務」の御報告を。

台風の接近で大荒れのお天気だったにもかかわらず沢山の先生方がご参加下さり、
時間切れで質問時間が取れなかったほど議論が大いに盛り上がりました。

同性婚が認められていない現状では、
どれほどに愛し合っていても同性カップルには相続問題や医療に関する治療選択の同意・面会交流等で不都合が生じてしまう。

けれど、遺言書、パートナーシップ契約、医療に関する意思表示書等によって問題解決出来るものもあり、
そこに行政書士として貢献できるというお話し。

そういった業務ではない受任案件においても、
実はもうすでにLGBTピープルの方々と知らないうちに接しているかも知れない。
そして知らないうちに傷つけてしまっていたり、失礼な言動を取ってしまっているのかも知れないというお話し。

そして永易先生がおっしゃった

「我々行政書士の中にもそういった仲間がいるんだという意識を持って頂けたら」

という言葉には目からウロコが落ちる思いが致しました。

このようなシンポジウムや講演会の御依頼等を通じ改めてLGBT問題を勉強する中で、
様々な人々に出会い・様々な事を知り、
私は当事者でありながら当事者の仲間を傷つけるような事を言ってしまって来たのだと強く自覚するようになりました。

そんな中で永易先生の言葉を耳にして、
もしかしたら行政書士仲間のLGBT当事者の方にも失礼な事を言ってしまっていたり傷付けるような言動を取っていたのかも知れないと、ハッとさせられたのです。

元来私はLGBTの権利向上を求めるような活動には否定的でした。

だって、セクシャルマイノリティて言ったって、私達は五体満足なんだもの。

目も見える
耳も聞こえる
話も出来るし、
元気一杯走り回ることだって出来る。

日本において日本人であったり、ほとんどの場面では逆にマジョリティなんだから。
セクシャルマイノリティだってぐらいでガタガタ言ってんじゃないわよ。

みたいな。

でもそれは、やはり強者の論理なのだと思うようになりました。

私はへっちゃらで生きているかも知れないけれど、それでいいかもしれないけれど、
死を選ぶほどに苦しんでいるLGBTの人々だっているのだ。
胸が張り裂けるほどに辛い思いをしている人だっているのだ。

LGBT問題なんてどうだっていいんだとは思わずに、
LGBT問題も含めて、生きづらさを抱える人々に目を向け、
誰もがのびのびと生きていける社会を築いていけたら。

人の痛みを想像できる人間へと成長出来たら。

そんな風に思うようになりました。

この言葉は、行政書士受験生として通っていた資格予備校・伊藤塾の恩師 志水晋介先生がおっしゃったお言葉。
もう4年以上前の事になるのね・・・感慨深いわぁ・・。

憲法13条幸福追求権の講義の時だったかな。

「差別を受けた痛みは 差別を受けた人間にしか分からない。
けれど、皆さんには人の痛みを想像できる法律家になって頂きたい」

まっすぐなまなざしで私を熱くみつめながらおっしゃったような気がして(気のせい!?)
涙がこぼれそうになったあの日の事を私は決して忘れない。

人の痛みを想像出来る人間。

私の永遠のテーマ。

人の痛みに鈍感な方が生きやすいでしょうから、生きて行くハードルは上がって大変よ。

でも、魂の修業を終えて天国に昇るまでに、少しでも近づいていたいと思う。

今回のシンポジウムでまた少し成長しちゃったかな(≧∇≦)

このような機会を与えて下さった 東京都行政書士会 市民法務部 雨谷先生、
御一緒させて頂いた弁護士の山下先生・寺原先生、行政書士の田中先生・永易先生。

誠にありがとうございましたーッm(__)m
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(東京都行政書士会会長・常住先生も駆けつけて下さいました☆キャッ★)

さぁッ!!
そしてお次は、10月7日に行われる東京都社会保険労務士会新宿支部研修会を担当させて頂きますッ‼︎

き、緊張しちゃうわぁ〜((((;゚Д゚)))))))

タイトルは「知っておきたいLGBTと多様性社会」。

講演会ではなく研修会なので、
判例や行政・企業の取り組みなどを盛り込んで、
社会保険労務士の皆様のお役に立てるようなお話が出来るよう、精一杯務めますッ( ̄^ ̄)ゞ

社会保険労務士の方でないと参加して頂けないのが残念なのですが、
おってどのような内容のお話をしたか御報告させて頂きたいと思います。

…ふ〜ッ、長くなっちゃったε-(´∀`; )
最後までお読み下さり、誠にありがとうございます❤︎

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新宿名物・行政書士よだかれん事務所 まで。
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*六本木香和
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土 ・日・月出演中‼︎

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