スマートフォン・タブレットの業務利用 ~ゼロックスセミナーより~ | 依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

OBC商蔵奉行を中心とした奉行シリーズの最新情報や活用方法を紹介しつつ、中小中堅企業の経営とITの融合を目指してみたり、みなかったり。。。

ここのところ、商蔵奉行Ver1.53のバージョンアップについて、ご紹介してきましたが、


そればかりでもつまらないので、今週は少し違うネタで行くことにしました。




表題のとおり、いつもお世話になっているゼロックス東京の新宿営業所でセミナーがあり、


その一コマで、ソフトバンクの方によるスマートフォンやスマートパッドによる業務への活用方法


紹介されるということで、、今はまったく利用していませんが、現在の環境を考えると


将来的には考えておかなきゃいけないだろうと思い、何かヒントになるかと思い、参加しました。


その中から、少しご紹介したいと思います。


どこでもフェア2011 富士ゼロックス東京

http://www.fujixerox.co.jp/tkx/product/event/doko2011s/index.html




まずは、ソフトバンクの方が講師ということで、iPad2のご紹介からでした。


まぁ、無料のセミナーですから、PRは当然です。Android批判も仕方ないでしょう。


Galaxy Player をわざわざ輸入までして手に入れた自分としては、


Apple賞賛の弁を素直に受け取ることはありませんが、そこは大人の対応で。




しかし、純粋にiPhone・iPadの機能のついて業務利用の際に問題になるであろう


セキュリティ機能については、さすがに利用している会社が増えているだけあって、


ずいぶんいろいろな機能があることに驚きました。




iOSのセキュリティ機能


起動時のパスワードは当然かけておく必要がありますね。


しかし、紛失時のデータ漏洩を考えなければなりません。これに対し、iOSではその端末がどこにあるのか


GPSや3Gの電波受信状況を元にマップに表示する 「Find My iPhone」 という機能があるそうです。


これはすごいですね。


しかも、Find My iPhone で見つけた端末に対し、


パスコードロック (遠隔操作でパスワードをかける)


リモートワイプ (遠隔操作でデータを消去)


を操作することで、セキュリティを確保でき、しかもこれが、標準機能として備わっているそうです。


そのほか、ゲームなどもたくさん自分でダウンロードしてインストールできてしまいますが、


会社支給のiPadにゲームを入れさせたくないでしょうし、YouTubeも利用禁止にしたいかもしれません。


そういったアプリ単位で利用を禁止するというような制御もできるようです。





すでに、ソフトバンクグループでは、iPhone・iPadが全社員に支給され、業務に活用されている


とのことでした。2万台(!)配ったそうです。さすがソフトバンク、やることがハンパない。


上記のようなセキュリティ設定やルールはもちろんですが、これを徹底的に業務に利用しようという


姿勢が印象的でした。


特にPCをシンクライアント化し、営業さんは会社ではシンクライアントかされたPCで営業資料作成などを


しますが、社外でもiPadでサーバーに接続すると同じ画面を呼び出すことができるし、メールや


スケジュール管理も、社内・社外を問わず、PCでもiPhoneでもiPadでも、いつでもどこでも同じ情報を


見たり、書き込んだりすることができるようになっているそうです。


シンクライアントPCとは、自分の機械には何も保存する機能がなく、当然Excelとかも入っていなくて、


サーバーで動いている仮想PCのデスクトップ画面を表示するだけのPCという感じです。


これを徹底すると、上記のようにどこでも仕事ができる環境を作ることができ、最近増えている


フリーアドレスを取り入れる会社ではこういう方法を導入するケースが増えているようです。


正直これはかなり進んでいるなぁと感じました。先頭を切って業務にも活用できることを


ソフトバンク自らが実践するというのは正しいやり方だと思います。自社で使っていないのに、


ただ、営業だけされても、誰も信用しませんからね。(ウンウン)




実際、ソフトバンクでは効果測定の結果、営業は一日の約3割が移動時間だったため、


その移動時間にスマートフォンでメールチェックし、すばやく対応することができるし、


日報の登録も移動中に済ませることができるため、そのために帰社する必要がなくなりました。


それにより、平均して1日に50分の時間を創出できたため、社内コミュニケーションの増加が


図られたとともに、お客様への訪問回数を増やすことができたという直接的な効果があり、


残業時間の削減も含め、人件費のコスト計算から 約80,000円/月・人 という効果


あったそうです。


だったら、月額8,000円くらいの導入費用を賄って余りあるでしょ?ということでした。




実際、3月の東日本大震災を受け、BCP対策としても、また、節電のための在宅勤務などの観点からも


“どこでも”というニーズが非常に高まっていますので、ソフトバンクのような使い方は


これから増えてくるでしょう。


すでに、大量のカタログをすべてiPadに入れてしまい、身軽に商談に行くことができるようになったという


事例は多数聞こえてきていますからね。中小企業でも、こういった使い方はすぐにでも活用できそうです。




我々会計事務所も、こういったツールをうまく使いながら、どのように顧問先様を支援できるか


ということを考えていく必要があるんだろうなぁ、と考えています。


まだ、何か見えているところまでいけていませんが、引き続き考えて行きたいと思います。



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弊社では、商蔵奉行を中心とした販売管理システムと在庫管理のアドバイスを

行なっています。なかなか自社だけではうまく解決できないという経営者の方は

一度ご相談ください。


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