昨日から新年度が始まりましたね。
私は年度などまったく関係なく、相変わらずバタバタですが。
商蔵奉行では、一年に一度、翌年度更新処理を行ないます。
これは毎年やることではあるのですが、年に一度ということもあり、
どういうタイミングでやったらよいか、というご質問をよく受けます。
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★次のようなものが必要になったら、翌年度更新処理をしましょう。
(1)来期日付で売上伝票や仕入伝票のリレー入力が必要となった場合
(2)来期日付の請求書や支払明細書の発行を行いたい場合
(3)来期日付の月次の管理資料などを出力したい場合
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その理由と背景を確認しておきましょう。
①会計年度は?
まず、会計年度を確認してください。会計年度が会社の事業年度と一致していれば、決算日に行なうと考えて問題ありません。要は、当期(商蔵では上のメニューのところにある会計期首から1年間が会計年度ということになります。)
②商蔵奉行のデータの持ち方
商蔵奉行では前期・当期・翌期の3期分の伝票が入力できるようになっています。
③翌期で出来ないこと
更新をしないまま翌期の日付になってしまった場合でも伝票は打てるのですが、受発注からのリレー入力が出来ないとか、請求書の発行が出来ない、月次管理資料が出力できない、などがありますので、通常はリレー入力を利用しているケースが多いでしょうから、年度が替わるタイミングで一緒に翌年度更新をしたほうがよいということなのです。
※早めにやってもいいの?
大丈夫です。
前期の伝票も入力できるので、翌年度更新してしまっても大丈夫です。
※必ずバックアップを!
翌期更新前の前期データ(更新後の前々期データ)は削除されてしまいます。必ずバックアップを取っておかないと伝票が見れなくなります!
※後から参照するときの正しいデータは常に前期!?
早めに更新すれば前期分のところで追加しますし、間違い等が見つかって修正するときも前期分のデータを直します。しかし、これは更新前にバックアップを取ったものには当然含まれておらず、差異が生じます。
(例)
前期ファイル 前期(1期) 当期(2期) 翌期(3期)
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翌年度更新処理
↓
当期ファイル 前期(2期) 当期(3期) 翌期(4期)
2期で入力していたデータを当期ファイルで直しても、前期ファイルには反映されない。
「正しいのは常に前期データである。」
以上、商蔵奉行の更新処理についてまとめてみました。