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【マンデン占星術】YOD 星読み研究室

 四季図や新月図・会合図などを読み解き、考察しています。
 願望や思い入れは込めず、たんたんと読む事を心がけています。

突然、ロシアのウクライナ侵略が始まり、世界中に衝撃と緊張が走っています。

日本にも少なからず影響がありそうな事態ですが、一体どんな分野でどのように影響があるのか、できるだけフラットな視点で読み解いて行きたいと思います。

 

2022年3月新月の星読みです。

【新月図】2022.3.3 02:34頃/魚座12°/2H

 アングルを読む:Ascは山羊座5°、全て活動宮。

◆対外的に活発な動きがありそう。

Ascは山羊座5°でDscは蟹座になります。この対峙するサインは共同体を守るために積極的な活動をする性質があります。山羊座は地域社会や国家など、社会的ルールに線引きされた共同体。蟹座は家族や共同生活を送る集団など、気持ちでつながるような共同体を表します。どちらの支配星も2ハウスに在室していて、これはウクライナの情勢を受けて、日本としてやるべき事、特に経済的な部分での対応が大きなテーマとなる1ヶ月であることを示しているようです。

山羊座の支配星は土星で水星とコンジャンクション。これは日本の立場として、経済制裁には慎重な姿勢を示す事を表していそうです。対して蟹座の支配星は月、魚座で太陽・木星とコンジャンクションしています。こちらは人道的な支援、金銭面の支援と考えられます。そして必要以上に同情的になってしまい、精神が不安定になる事も示唆していそうです。

 

対してMcは天秤座で、支配星は山羊座金星1ハウスに在室しており火星/冥王星とコンジャンクションです。アスペクトで考慮すると、ここが今回の新月図のメインテーマとなりそうです。金星と火星のコンジャンクションは「新しい価値の創造」や「新陳代謝」を表し、冥王星が加わることで徹底的・不可逆的な変化、と言う意味が加わります。山羊座が経済活動や政府を表すサインですので、こちらもウクライナ情勢を表していそうです。それに対し、日本政府は外交的な面で立ち位置が変化する、と読めそうです。

 

◆共同体としての役割を果たす時。時には犠牲を伴うことも。
サビアン占星術で山羊座5°は「山羊座6度 暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太」となります。「6」と言う数字は環境に対して自分はどう振る舞うか、と言う度数です。特に山羊座6度は、共同体の中での自らの役割を果たす性質を表し、時には自己犠牲的な面も伴います。今、世界が緊張状態の中で多くの人が「自分にできる事」を行動に移していますね。また、日本始原図で山羊座5°は11ハウスで、友好国などを表す場所に位置しています。

少しこじつけの様な気もするのですが、第二次大戦後の東欧諸国の歪みを一身に受けたような今のウクライナの状況と重ねずにはいられませんでした。

 

 月と太陽を読む:座12°/2H、天王星とセクスタイル

◆社会の動向に関心が集まりやすく、共感力が強まる時だが…

魚座12°の新月は牡牛座天王星とセクスタイルを形成しています。また、魚座木星ともオーブ2度でコンジャンクションしており、社会の動向に関心を抱きやすく、共感力も強まる時期となりそうです。天王星は4ハウスで国土や領土に対して突然何らかの変化が起きることを表します。今回の場合新月とは吉角ですので、災害ではなく前向きな変化と捉えて良いでしょう。牡牛座は地のエレメントですので、今回のメインテーマであるウクライナ情勢を受けて「国防に対する価値観の変化」を国や国民が意識し始めた状況と捉えるのが良さそうです。

 

 始原図のトランジット:新月は1ハウス、YODの頂点

◆日本が持つ根深い問題で身動きが取れない状況に。

魚座13°というのは、日本にとって少し特別な度数です。もともとここに天体はないのですが、天秤座13°/8Hに太陽、獅子座13°/6Hに冥王星があり、魚座13°はYODの頂点となります。YODは「神の手」とも言われ宿命的なアスペクトとされます。日本の始原図で言いますと、太陽と冥王星のセクスタイルを形成しており、これは貿易や雇用、軍事面での目標達成以外では力を発揮できない事を表します。特に多くの方も指摘しているように、6ハウスの冥王星はしばしばアメリカの軍事力にも例えられます。個人的には最近は中国からの脅威とも見えるように思えます。

このことを踏まえ今回の情勢に当てはめると、日本が如何に難しい立場でいるかという状況が見えてきます。また、始原図のドラゴンヘッドは双子座13°で4ハウス、スクエアを形成しており、国防面でもっとたくさんの議論を重ねなければいけないことを促しています。

 

 3つのコンジャンクションが表すもの

◆社会的新陳代謝と公平で慎重な判断、感情面では強い慈悲

今回の新月図では山羊座、水瓶座、魚座で3つのコンジャンクションが形成されています。

特に山羊座冥王星/火星/金星は、何度もお伝えしています通り社会的にとても大きなインパクトがあるアスペクトです。火星と金星のコンジャンクションは新しい価値の創造や新陳代謝などを表し、流行やブームを表す事もあります。前回は東京オリンピックの直前に形成されていて、獅子座19°/5ハウスでした。まさにその後はじまるオリンピックの盛り上がりや、ジェンダーについての新しい価値観が広まった頃でした。

今回、昨年の状況とは少し違い、①コンジャンクションの期間が1ヶ月程と長い、②コンジャンクションしたまま水瓶座へサイン移動する、③コンジャンクションしたまま冥王星を通過する。とかなり影響力が強いことを示唆できる配置です。繰り返しになりますが、山羊座は社会的共同体、政治、経済などを表しますので、その分野で大きな再構築が為されている事を表しています。日本では1ハウスにあり、世論や国そのものを表すような事で再構築が起きると読み取れます。ただ、始原図のトランジットでは12ハウスですので、国民一人一人の意識だったり、潜在的な感覚が変化するに留まるだけかもしれません。(例えば、「日本は絶対安全だと思っていたが、今後はそうも言っていられないと思うようになった。」という具合です)

 

水星と土星のコンジャンクションは慎重な判断を表します。サインは水瓶ですので広く公平な視点から普遍的な価値を見出そうとします。新月図で2ハウス。こちらは前述の通り経済制裁を慎重に行う事を表していそうです。始原図では12ハウスで、水面下に進められる事柄なのですが、6ハウス冥王星とオーブ5°でオポジションを形成。自衛隊の派遣などもあるかと思ったのですが、オーブが広いことと完全なオポジションは過ぎてしまっている事から、こちらの実現はなさそうだと判断します。

 

最後に新月と木星のコンジャンクションですが、こちらは魚座ですので感情面が繊細になり共感力が強い状況を表すと言えそうです。ここしばらく衝撃的なニュースも流れてきますから、当然の事でしょう。また、月と太陽のコンジャンクションは新しいスタートも表しますが、感情面で思い込みが激しくなったり自己主張が強くなったりする時期でもあります。特にフェイクニュースやそれに乗じた詐欺なども増える状況と言えますので、行動を起こす前に一旦冷静になることを心がけると良いかもしれません。

 

 ノード軸に対してのクレイドル

◆意外なところから救済の手が入る

全体的に不安を覚えるような新月図なのですが希望もありました。

少しオーブは広めになりますが、ノード軸を中心に山羊座冥王星/火星/金星と魚座海王星がクレイドル(ゆりかご)を形成しています。これは援助や加護を表すアスペクトで、特に窮地に陥った際、意外な所から救いの手が差し伸べられるとされています。特に注目したいのは、山羊座冥王星/火星/金星がメディエーションの一端を担っている所です。ノード軸は牡牛座ー蠍座のラインにあり、お金、所有、土地、恨み、血縁、信頼を得ること、組織力を使うことが解決すべき問題として浮かび上がります。これらのテーマに新しい価値観を入れ込む事で、この葛藤を和らげようと促しているように見えます。対して魚座海王星は、夢や理想、集団意識などを表します。オーブが5°ですが冥王星と海王星のセクスタイルはスピリチュアル、精神的、神秘的なムーブメントを表しますので、多くの人の祈りが届いた的な何かが起こるのかもしれません。(少々乱暴な占断ですが・・・)

SNSを通じて世界中の人々が戦争反対を訴え、それが世論となり、支援の輪も広がっている状況を鑑みますと、荒唐無稽というわけでもないかもしれません。

 

 新型コロナについて

◆状況的には全く予断を許さない状況ではあるが、多くの人の関心が薄れてしまった様にも

占断していて時々気になる事なのですが、チャートに現れる(読み取りやすい)出来事は、対象者の多くが関心を寄せるものに偏っていると感じます。もっと詳しく読んでみれば、きっと何かしらのサインはあるのかもしれませんが。。。分かり易いのが地震のイベント図で、規模が大きくても日本全体に影響が少なければ、あまり表立って出てこない印象です。

 

同じ理由で、2月の新月図では話題がコロナからウクライナ情勢にシフトしてしまった為か、コロナの影響を読み取ることが少々難しかったです。

 

ただ、確実にまだ影響は続いていて、海王星が2ハウスと3ハウスの間に在室していること、3ハウスにキロンが在室している事、6ハウスの支配星である水星が土星とコンジャンクションしている事から、特に3ハウスー小学校などの初等教育の環境では感染拡大のダメージが続くことが予想され、水星にも土星の制限がかけられている事から、仕事や商売はまだ全面解禁のムードとは行かない様子が見てとれます。

 

対して医療機関ですが、こちらは12ハウス射手座で支配星は木星。マレフィックによるハードアスペクトもない事から、逼迫状態は脱していく事と読めそうです。(今の状況ではちょっと信じ難いですが。。。)

 

 終わりに…

◆今までの常識が書き換えられてゆきそうな1ヶ月

火星と金星のコンジャンクションについて、当初はここまで影響力が強いものとは考えていませんでした。そもそも火星と金星のコンジャンクションは、恋愛や流行について語られる事が多いのです。今回は冥王星が関わっていることや、山羊座後半の度数で起きている事などから、影響が強く特殊な(?)形で現れたのかもしれません。新陳代謝や新しい価値を創造するには、今まで価値観を手放したり壊す必要があります。「壊す」部分を冥王星が担ったと解釈すると、なるほどと思えてきます。

また、占星術の奥深さを感じました。

 

ウクライナの情勢については別の記事で改めて占断したいと考えています。

遅刻の更新となります。

満月から一週間近く経っているため、おおよそ後追いの分析となってしまいましたが、それが却ってよかったと思える面もありました。

特に火星と金星のコンジャンクションについては、満月前には真意が読み取りにくかったため、今回はとても理解を深めることができました。

 

2022年2月満月の星読みです。

【満月図】2022.2.17 01:56頃/獅子座27°/9H

 アングルを読む:Ascは射手座14°

◆ふとした時に明るい未来の希望を感じられる

Ascは射手座14°で射手座らしさが強く現れる度数です。支配星の木星は魚座3ハウスで品位も良好。射手座は哲学や思想、高度な学問、未来的思考などを表すサインで全体的に明るいイメージです。ただ、射手座は柔軟宮ですので自分から積極的に働きかけるのではなく、何かに反応する形で動きます。また、木星が滞在している魚座は3ハウスでインターセプトしており、表面化するには時間がかかる配置となっています。これは、ふとしたきっかけを通じ「このまま進めば未来は明るい」と感じられるムードがあるのではと思いました。

 

 月と太陽を読む:月は獅子座27°/9H、太陽は水瓶座27°/3H

◆国民、特に女性の主張が強く影響力もあるが、やりすぎてしまう事も

月は獅子座27°で9ハウスでシングルトン。またカルミネートでもあるので、このチャートではとても強い影響力を持っています。サインは獅子座ですから積極的に自己主張する性質が加わります。9ハウスに在室していますので、海外・研究・社会のモラルや正義といった事に関連してきます。対して太陽は水瓶座27°で3ハウスに在室しています。3ハウスは9ハウスと対になる場所で、初等教育やメディア、近距離の移動に関連します。

 

月は母性を表し、この場合、母親にとっての正義とは子供が健やかに過ごせる事だろうと思います。これに対して3ハウス太陽は権威者を表し、小学校など初等教育に対して何らかの措置をとる構図と読めます。また、3ハウスには海王星と木星も在室しており、学校、幼稚園などで新型コロナウイルスの感染拡大が顕著だった事も表しているように見えます。これらを併せて考えると、今続いている第6波での子供や学校に対する施策に対して、国民(特に女性)が強い不満や意見を主張する構図と推察します。月の在室ハウスやサインを考慮すると、不満も単に感情的なものではなく、強い正義感や信念を伴ったものになると予想できます。

子供に対してのコロナ対策は、マスクやワクチン、学校行事、分散登校などなど、大変難しい問題が山積していますので、この辺りの問題がさらに顕在化してくるのでしょう。

 

 

◆牡牛座ドラゴンヘッドとTスクエアを形成。日常に関する様々な問題が葛藤を生む。

満月とドラゴンヘッドは1月の満月でもアスペクトを形成していました。この時はメディエーションで太陽と月の緊張を緩和してくれる関係でした。今回ドラゴンヘッドは牡牛座へ移動しオーブ1°でTスクエアを形成。不動宮ですので、ドラゴンヘッドが提示する問題によって、物事が進まなくなる事を示しています。

先述した子供に対してのコロナ対策で例を挙げれば、感染症対策に重点を置き休校措置を取ると、親は仕事を休まねばならず、社会活動を回す事が困難になってしまう、というような両立困難な問題が顕在化し、効果的な対策が取れない状態を表していると言えるでしょう。

 

このような問題はコロナに限った事ではなく、6ハウスに関連する事柄なら色々なケースが考えられます。例えば、6ハウスは軍事や国防についても関連する場所ですので、緊迫しているウクライナ情勢に関連して何らかの問題が顕在化するなどです。

 

 

◆山羊座冥王星が2ハウスからクインカンクス。経済的な再構築を迫られる配置。

獅子座の月に対して、山羊座冥王星が2ハウスからパータイルなクインカンクスを形成しています。1月の満月ではオポジションでしたから、インパクトは抑えられているものの、引き続き困難な状況と考えられます。前述のドラゴンヘッドは6ハウスからのスクエアでアプローチしており、冥王星とはトラインの関係です。これらを併せて考えると経済的な再構築のために、多くの人は働き方を変えざるを得ない状況が生まれると読み取れます。これは急にガラッと変わる、というわけではなく、数々の問題を目の当たりにして人々の心に「いずれは働き方を変えなければ」という気持ちが沸き起こる、くらいのイメージかな?と思いました。というのも、月は獅子座で不動宮、火のエレメントですので、実行よりひらめきが得意です。また、ドラゴンヘッドの牡牛座ですから不動宮、かつTスクエアで「動かない」事が強調されているためです。

ただし、冥王星は山羊座、活動宮で地のエレメントですので、積極的で具体的な働きかけがあるでしょう。

 

 金星と火星のコンジャンクション

◆色々な分野で新しい価値が生まれそう

火星と金星のコンジャンクションはさほど珍しいものではないのですが、今回は1ヶ月程と期間が長く、コンジャンクションしたままサイン移動も起きます。また、満月図ではインターセプトがある関係で、4ハウスと5ハウスが牡羊座(火星が支配星)、10ハウスと11ハウスが天秤座(金星が支配星)と金星と火星の影響を受けるハウスが多いのも特徴的ですので、注視した方が良さそうです。火星と金星のコンジャンクションは、新しい価値の創造や新陳代謝などを表します。

 

10ハウス/11ハウスは政府や政党など政治に関するハウスで、金星が支配星ですから、主に人間関係についての新陳代謝と読めそうですね。国民民主党が野党でありながら予算案に賛成した事がニュースになった事や、片山さつき議員へ二階派からの退会勧告がなされた事(の経緯)などが思い浮かびます。どちらも今まではコミュニティの中での関係性を考慮し、あえてやらないような事だったと思います。

火星と金星がコンジャンクションしているサインは山羊座で大きなコミュニティー大企業や政府など、組織の規模は大きいけれど内側でだけで通用するルールに縛られているような環境を表します。それを打ち破るような2つの出来事は、冥王星が山羊座27°に位置するこのタイミングらしい動きだとも感じました。

 

4ハウスは国土や災害、5ハウスはレジャーやスポーツを表し、こちらの支配星は火星です。

4ハウスはキロンも在室しており、ウクライナ情勢を受けて国防に関する危機感や見方が変わったと読めそうです。となると、5ハウスは北京オリンピックについての事かなと推察します。牡牛座天王星も在室していて、目に見える価値を手放すように促しています。北京オリンピックも良くも悪くも色々と考えさせられる出来事が多かったように思えます。火星も天王星も土のエレメントで火星は山羊座なので、国の威信やメダル至上主義というイメージが浮かびます。それが天王星や火星と金星のコンジャンクションによって、多くの人の価値観が変えられた、と読めそうですね。

さらに興味深いのが、魚座木星が天王星とセクスタイルを形成している事でした。このアスペクトは「開放感」を表します。北京オリンピックでは有力なメダル候補だった選手が、様々なアクシデントでメダル圏外に陥落してしまうシーンがいくつもありました。当人にとってはさぞかし無念である事は間違いないと思うのですが、応援していた人たちから「メダル以上に大切なものを貰えた」という賞賛の声が多く寄せられたのが印象的でした。過去のオリンピックを思い返してみると、随分と空気が変わった事に気がつくと思います。

木星が魚座ですから、多くの優しさや慈しみの気持ちが含まれていた事でしょう。

 

 始原図のトランジット:アングルと重なりグランドクロスにも

◆不満を大いに吐き出すムードがありそう

日本始原図のAscは水瓶座27°で満月の太陽とコンジャンクションになります。自動的に月はDscとコンジャンクション。また、始原図の金星は蠍座25°でTスクエアを形成しています。始原図の月はAscとコンジャンクションですので、このアスペクトは日本らしさの一つとも言える配置と言えます。具体的に言えば、金星と月のアスペクトは「現状に満足できない、不満を募らせがち」という性質があったりします。月は12ハウスですので、不満は自分の中へ留めておいたり、見えない所で吐き出したりしがちです。(全ての日本人に当てはまる訳ではありません。あくまで月→大衆ですので、多くの人がという意味で捉えていただけますと幸いです)ここへ、満月の太陽と月が重なりますので、この性質が強まると考えられます。また、月は獅子座で7ハウスですので、この時期の不満は対外的に吐き出すことも考えられます。ハードな天体は関わっていないので、吐き出し方はさほど乱暴ではないでしょう。ただ、獅子座ですので、少し大げさだったり誇張して発信されることはありそうです。

 

◆身近な事をあれこれ深刻に考えてしまう

牡牛座ドラゴンヘッドは3ハウスで始原図の金星とオポジションを形成し、不動宮のグランドクロスになります。ドラゴンヘッドは対になっており蠍座26°にドラゴンテイルがありますので、金星はドラゴンテイルとコンジャンクションとなります。結果、ノード軸(ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの軸)とAsc/Dsc、2つの月と太陽、金星がグランドクロスに関わることとなります。

牡牛座/蠍座のノード軸は、所有・お金・血縁関係・執着・組織力などに人々の関心が集まることを表し、ドラゴンヘッドは新しい方向性として取り組みたい関心ごと、ドラゴンテイルはどうしてもこだわってしまう事を表しますので、所有と執着、財産と血縁のような関係で葛藤を生み出しやすい状況と言えます。月と太陽はこの状況に葛藤や矛盾を感じ、あれこれ深刻に考えてしまいそうです。これは満月図単体で読んでも同じなのですが、Asc/Dscがコンジャンクションすることで、この葛藤はさらに強まることと読めます。

 

 終わりに…

◆執着を手放し、新しい豊かさの模索を強く促す満月図

冥王星は山羊座27°にいて、山羊座を象徴する事柄に対し徹底した歪みの修正を促している所です。そこへ新陳代謝を表す金星と火星が次回、新月のタイミングでコンジャンクションします。

山羊座は社会生活の基盤となる事柄を表すサインのため、今までにないインパクトでさまざまな出来事が起きているように感じます。大きな変化は、どうしても不安がつきまとうものです。

個人的な意見になってしまいますが、不安とは執着から生まれるのではないかと思います。執着は蠍座ドラゴンテイルが示すテーマです。本編では触れなかったのですが、ノード軸と冥王星はタイトに調停を形成しています。対して満月軸はグランドクロス。私はこの矛盾が何を表しているのか正直分かりませんでした。

ノード軸を深掘りしていくうちに「我々にとってかなりの痛みを伴うが、時代の流れとしては絶対に必要な課題」なのではないか、と思うようになりました。

オリンピックのくだりでも書いたように、メダルや順位への執着から解放されたアスリートのなかには清々しい表情を見せてくれた方もいました。観客である我々も目には見えない、何か特別な価値を感じた方は多くいらっしゃったと思います。

 

執着を手放し、新しい価値を前向きに受け入れられる。

多くの人がそんな気持ちになれるのは、そう遠くない未来にあるのではないかと思いました。

オミクロン株の感染拡大が広がっていますが、デルタ株の時と比べどことなくふわっとした雰囲気を感じます。それに呼応するかのように(?)2月の新月図は一見すると穏やかそうにも感じます。

 

2022年2月新月の星読みです。

【新月図】2022.2.1 14:45頃/水瓶座12°/8H

 アングルを読む:Ascは蟹座13°、新月とはクインカンクス。

◆独りで内面とじっくり向き合う時。自粛ムードが強まりそう。

Ascは蟹座13°。サビアン占星術では14度で「自然の流れに身を任せる」「時間をかけて非日常的なことを日常へ定着させて行く」がテーマです。蟹座14°のサビアンシンボルは「北東の大きな暗い空間に向いているとても年を取った男」で孤独な生活の中で深みや充実を感じる様子が示されています。さらに新月はAscに対して8ハウスからタイトにクインカンクスを形成しています。この配置は人で言う所の病気や死といった、あまり良くない暗示になります。そもそも蟹座は集団を守るため、個人が勝手に振る舞うことを快く思わないサインですから、飲み会やイベントなどを楽しむ人へ厳しい目を向ける人が増えてくるのかもしれません。

 

 月と太陽を読む:水瓶座12°/8H、土星と天王星のアスペクト

◆相反するテンションが交互にやってくる様な不安定さ

今回の新月図では水瓶座土星が殆どの天体に対してファイナルディスポジターで、抑制や停止、縮小といった方向での意思決定がなされます。その土星は新月とオーブ3°のコンジャンクション。慎重さや臆病、我慢といったムードを表します。

対して、牡牛座天王星も11ハウスからオーブ2°でスクエアを形成しています。牡牛座天王星はフォールですが、順行に戻ったばかりで影響力は強いと言えるでしょう。天王星のスクエアは予期せぬトラブルや断絶、事故などを表します。土星は安定を求める天体ですので、この配置は安定と変化が交互位にやってくる状況を表していると考えられます。

 

具体的にはどのような状況が考えられるのでしょうか。
コンジャンクションはほぼ無意識的に影響を受けるアスペクトですので、土星の抑制する力は「なんとなくそうした方が良さそう」というイメージで受け止められます。現在、全国的に感染者数が爆増している状況を受けて「外食は我慢しようかな」と自発的に思っている状況に準えられるでしょう。一方、スクエアは予期しない所から介入されます。天王星は土星の決めたルールを否定したい性質ですので「我慢なんて意味がない」と否定してくる事でしょう。

特に11ハウスは天王星のナチュラルハウスで、社会に対する不満から反体制的な考えに流れやすいところがあります。今天王星は牡牛座に滞在していますので、不満は金銭的な事である可能性が高いでしょう。

これは個人的な葛藤とも取れますし、立場や意見の違う人々が対立する様子を表しているとも考えられます。

 

 始原図のトランジット:新月は12ハウス、カイトの頂点

◆2月は日本にとって正念場となる可能性

日本始原図のトランジットとして読んでみると、新月は12ハウスにあり6ハウス冥王星とタイトにオポジションを形成しています。そして始原図の天秤座太陽、双子座ドラゴンヘッドとグランドトラインを形成し、カイトの頂点に位置しています。カイトは吉角なのですが、新月に対峙しているのが冥王星で6ハウス。これは限界を超えて仕事をすると言う意味もありますが、6ハウスの公衆衛生、12ハウスの病院で常識を超えたような出来事がある、問題にとことん向き合う必要がある、と読む方がしっくりくる気がします。月は冬至図1月の満月でも冥王星とオポジションを形成しており、残念ながら国民にとって困難な状況がまだ続くようです。

ただ、今回は始原図のトランジットであり日本限定。尚且つカイトですので、2月中旬以降に6ハウスー12ハウス関連の問題で良い進展がありそうです。

 

 春分図のトランジット:新月は4ハウス、山羊座金星とICが合

◆ポジティブにもネガティブにもステイホームがテーマ

新月は4ハウスで、春分図の土星ともコンジャンクションを形成し、ステイホームを促されているような配置に見えます。ただ、悲壮感はなく家での事感を楽しみ、充実して過ごす印象を受けました。まず、9ハウスの双子座火星、ドラゴンヘッド、月がトラインを形成しています。またトランジットの金星は6ハウスのキロンとスクエア、ICとパータイルなコンジャンクションを形成していて、コロナの影響で家で過ごさなくてはならないが、思いの外居心地の良さを感じている様子と読み解きました。

オーブは広めですが火星コンジャンクションしていますので、クリエイティブな状況、先述の風のトラインは家で教養を高めたり、思案に耽ったりという様子が思い浮かびました。

 

全ての人に当てはまる訳ではないと思うのですが、度重なる緊急事態宣言で振り回される事も少なくなり、家での過ごし方やライフスタイルに変化が起き始めているのではないでしょうか。

 

 6ハウスの状態

◆援助と回復

山羊座金星はDscとタイトなコンジャンクションで、牡牛座天王星ともトライン。6ハウスのルーラーは木星で品位が高く影響力も強い状態、同じく6ハウスの山羊座火星へ援助を表すセクスタイルを形成しています。前述していた感染状況からは想像がつかない程に良い状態です。

金星も火星も6ハウスの後半に位置していますので、2月の終わり頃には回復が見られることを示唆しているのでは無いかと考察しました。

 

 終わりに…

◆出来事には解決すべき問題が隠されている

初見の際、2月は割と平和そうだと占断していました。それはイベント図のみ読んでいた為なのですが。。。よくよく読んでみると新月がAscに対して150°、始原図ではカイト、となかなかに波乱含みであることがわかってきました。Ascに対してのクインカンクスは災害の占断としても個人的に注目しているアスペクトです。(余談ですがトンガの噴火もこのアスペクトが関係していました)この配置だから大変無いことが起きる、と言うのは簡単ですが、出来事には必ず解決すべき問題が隠されていて、それを読み解くのが占星術の面白さかなと感じている今日この頃です。