昔 ある町で12ケ月だけ暮らしました。
あの頃の思い出は消してしまいました。
僅かに記憶に残っているのは 鬱蒼とした竹林と小川。
四季はあったけれど印象が薄く、わたくしは毎日 薄暗く垂れ込めた雲といつまでたっても止まない小雨、そしてひんやりと冷たい空気の間を漂っていました。
誰にも会いたくなくて人目を避けながら暮らしていたのだけれど、一番落ち着いて安らかな気持ちになれたのは、出先でたまたま入った店の店員や、同じバスを待つ老婦人など、見知らぬ人々に話しかけられた時でした。
ただの儀礼的挨拶や、ゆきずりの他愛ない世間話が あの頃のわたくしにとって何よりの心の救いでした。
そして 当時のかすかな記憶すべてに Aaron Neville の歌声が重なっています。
Once my life was wretched
But why should I regret it
Cause it took me who I was
And where I've been
To make me who I am
(すさんだ生活をしたこともあるけど、後悔することはなにもない。いろいろな経験や思いがあったからこそ、今の僕がいるんだ。)
この歌を聴くわたくしの手の中には
溢れ出る涙を拭うモーヴのガーゼのハンカチがありました。
こんな外見のアーロン・ネヴィルですが、とても繊細で柔らかくて甘い声のバラーディアなのです。
何年か前にホンダ(だったと思う)の車のCMで、彼が唄うアヴェ・マリアが使われていたので、彼の声を耳にしたことがある人は案外多いのではないでしょうか。
今朝 偶然彼の名前を目にしました。
今月23日にCDが発売されるそうですが、相変わらずあんまり評判になっていません。
あの町を出てから今日まで、アーロンの歌を聴くことは全くありませんでした。
今 長いブランクを経て久し振りに聴いています。
もう、ハンカチがなくても大丈夫だから。
あの頃の思い出は消してしまいました。
僅かに記憶に残っているのは 鬱蒼とした竹林と小川。
四季はあったけれど印象が薄く、わたくしは毎日 薄暗く垂れ込めた雲といつまでたっても止まない小雨、そしてひんやりと冷たい空気の間を漂っていました。
誰にも会いたくなくて人目を避けながら暮らしていたのだけれど、一番落ち着いて安らかな気持ちになれたのは、出先でたまたま入った店の店員や、同じバスを待つ老婦人など、見知らぬ人々に話しかけられた時でした。
ただの儀礼的挨拶や、ゆきずりの他愛ない世間話が あの頃のわたくしにとって何よりの心の救いでした。
そして 当時のかすかな記憶すべてに Aaron Neville の歌声が重なっています。
Once my life was wretched
But why should I regret it
Cause it took me who I was
And where I've been
To make me who I am
(すさんだ生活をしたこともあるけど、後悔することはなにもない。いろいろな経験や思いがあったからこそ、今の僕がいるんだ。)
この歌を聴くわたくしの手の中には
溢れ出る涙を拭うモーヴのガーゼのハンカチがありました。
こんな外見のアーロン・ネヴィルですが、とても繊細で柔らかくて甘い声のバラーディアなのです。
何年か前にホンダ(だったと思う)の車のCMで、彼が唄うアヴェ・マリアが使われていたので、彼の声を耳にしたことがある人は案外多いのではないでしょうか。
今朝 偶然彼の名前を目にしました。
今月23日にCDが発売されるそうですが、相変わらずあんまり評判になっていません。
あの町を出てから今日まで、アーロンの歌を聴くことは全くありませんでした。
今 長いブランクを経て久し振りに聴いています。
もう、ハンカチがなくても大丈夫だから。


