片想いってとても楽しいけれど、想いが通じて恋人になるのってとても難しいですよね
私自身『片想い拗らせてる』なんて言われたことが過去にあります。笑
なんでかなーと考えてみて、理由はたくさんありますが、そのひとつは【思い込み】が邪魔なのでは?と思って。
小説やマンガを見るとすごくありがちな描写だけど、
『今日も●●さんは優しいな、素敵だな』
と、すきなひとの良いことを見つけて恋心に浸ってから、その人を独占したいなーみたいな主人公の気持ち。
でもそれは【理想の押し付け】に進化していって。
あの人は優しい。
あの人はいい人。
あの人はこんな人!!
って、本当の“その人”ではなく、
[自分の理想の好きな人像]を“その人”に当てはめて恋をしている。みたいな。。。
付き合ってすぐ行き違いが生じたり、別れてしまう恋人の原因のひとつにもコレがあると思います。
彼氏なんだから。彼女なんだから。年上なんだから。男なんだから。女なんだから。もういい歳なんだから…。
カテゴライズしたり、一般常識や自分の中の理想の虚像を押し付けたあげく、勝手に失望するパターン。
だから、“こんなに好きと言っている自分”より、隣で聞いてる友人の方が好きな人を理解していて
「いや、そんな人じゃないと思うけど…」
なんて言われたり。
良い方向だけでなく、悪い方向もしかりで
「LINEが返ってこない。でもあの人はそういう酷い人」
「電話してくれない。そういう酷い人だってわかってる」
みたいなのも、意外と違くて。
興味がない話題だからとか、忙しい時期だからとか、たくさん理由はあるのに
【酷い人だから】と勝手に決め付けてたり。
世の中のうまくいっている恋人達は、それが少ないような気がします。
自分が勝手につくりあげた虚像ではなく、キチンと相手を見ていて理解しようと努力している。
何気ない言葉や習慣を気にして、気遣う気持ちがある。
または異なる部分を受け入れている。
これは人間関係やサービス業にも通じる話だと思います。
もう古い話かもしれませんが、いわゆる“察してちゃん”が嫌われましたね。
「言わなくても察してよ」
という傲慢さは、日本人あるあるの直接的な言葉を言わないという奥ゆかしさが、今の時代に合ってないのかな〜という現象でした。
そしてコンビニ店員、ファミレスの店員、居酒屋の店員等に強くでる人。
日本のサービス業のレベルの高さ、おもてなし精神がとても向上した結果、自分を神様と思ってしまったお客様が急増して起こった悲劇。
「ごね得」なんて言葉は最低ですよね。
(ごねた方が得する、の意味)
それもこれも、彼氏はデートで奢ってくれるもの。女の子の機嫌をとってくれるもの。彼女は可愛く従ってくれるもの。
店員さんはペコペコするもの。お客様は神様。
っていう【思い込み】からきてて。
カテゴライズされたり、役割を与えられて成長するパターンもあります。(逆も然り)
人は、思われている“像”に近付こうとする場合が多いらしく。
お兄ちゃんなんだから!と言われてしっかりした長男。
B型が自由奔放と書いてある血液型占いを周りに言われ続けて自由奔放になった大人。
役職を与えられてからその役職に見合う振る舞いをするようになったひと。
ダメ人間だと言われてダメになる人。
言ったこともですが、言われたことにも人は影響されていくような気がします。
でもその他者からの【思い込み】を受けて、良い方向なりポジティブにいくならいいけれど
プレッシャーになったり、それは私じゃない…と悩んだり、鬱陶しくなったり…。
自分に理想を重ねられたり
自分達をカテゴライズされたり
決め付けた“ワタシ”で“アナタ”に接せられる違和感。
ワタシとアナタの役割なんて最低限しか決まってなくて、むしろ決まってないことの方が多い、お互いこの場所に生きてるただの人間同士なのに。
こうあって欲しい、と願って夢見て…それだけで幸せ。
それならいいと思います。
幸せを壊す必要性はありません。
心の中は自由です。
でも、恋でも、家庭でも、仕事でもなんでも、
その人は“ただ一人のひと”であり、
何を考えてるかはちゃんと関わらないとわからなくて、
決め付けて勝手に期待したり失望したりは
ちょっと迷惑なんだろうな。
なんて、思ったのでした。
思い込みを捨てて、目の前にいるひとに誠実に向き合える人間になりたいですね
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長い文章にお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m
テーマ[徒然思うままに]で、このような垂れ流し的な文章かいています
@bar716