猫の日を前に… | 猫はミュージカルの夢を見るか

猫はミュージカルの夢を見るか

猫と劇団四季が大好きなオバサンの、猫との日々と観劇日記。
愛猫は2022.2.8にお空に還ってしまいました。
観劇日記はサボリ気味です…。
2023年春から、バラを育て始めました。

注意亡骸の写真があります。嫌な方はスルーでお願いします。

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我が家の大切な愛しいにゃんこ・おにいちゃんが虹の橋に旅立って、もうすぐ2週間。


「もう2週間」なのか、「まだ2週間」なのか。


よくわかりません。


はっきりわかっているのは、おにいちゃんの温かい体に触れられないということ。


私の手も、母の手も、背中や頭や足先のあの柔らかい曲線と温もりを、まだおぼえているのに。


私たちの手の中にも腕の中にも、おにいちゃんの姿はありません。

最後のお別れの前の晩(亡くなった日の夜)のおにいちゃん。

私も母も、お顔と頭をいっぱい撫でてあげました。

おにいちゃん、笑ってる。

不思議なことに、時間が経つにつれて笑顔が深くなっていったようです。

まるで、楽しい夢を見ているように。


8日は在宅勤務でした。

おにいちゃんが突然ぐったりした時に職場に電話して、早退させてもらいました。

パニックになっていたので、言い訳は思いつかず、そのまま「うちの猫が急に死んでしまって…」と理由を告げました。

上司(女性)は優しく「落ち着いて。今日は仕事はもういいから」と言ってくれました。

夕方、今の状況を説明するために職場に電話をしました。

9日は火葬してもらうのでお休みをもらいたいこと、10日は出勤することを伝えたら、上司は「まだ落ち着かないでしょう? どうせもう連休に入るし、10日も休んでもいいですよ」と言ってくれました。

「ペットが死んだくらいで恥ずかしいのですが」と私が言ったら、「猫ちゃんも家族だもの。無理しないで」と労ってくれました。

お言葉に甘えて、10日まで休ませてもらいました。


ペットロスに陥るのが怖くて、おにいちゃんをお空に送ってすぐに、私はネットで"ペットロス"を検索して色々な体験談やアドバイスを読みました。

その中に、「亡くなった子を供養する」というのと、「形見の品を作る」というのがありました。


今まで通りごはんやお水をあげる。

いつものように声をかける。

「おはよう」

「今日もかわいいね」

「ごはん食べる?」

「いい子だね」

「大好きだよ」

「そろそろねんねしようか」

「おやすみ」

そうだ、おにいちゃんとの毎日を、これからも続けよう。


まず、おにいちゃんの写真が入ったメモリアルケースを作りました。思い出の品をしまう桐の箱です。

ネットで調べたら、ペット用のメモリアルグッズを作ってくれる業者さんがいくつか見つかりました。

一番納期が早そうな業者さんにお願いしたら、発注した翌日に仕上げてくれました。

おにいちゃんの写真と名前、そして生きた年月を入れてもらったケースに、骨壷に入れなかった遺骨の一部と遺毛をしまいました。

それからYahoo!ショッピングでペット用の仏具を探し、お供え用の小さな食器とおりん、香立て、ミニサイズのお線香を買いました。

お骨はおにいちゃんが暮らしていたケージに安置しています。骨壷の前にメモリアルケースを置き、位牌の代わりにしました。ケースの前にごはんと水の器を置き、香立てとおりんも飾りました。

おにいちゃんが旅立った時に供えたお花を買った花屋さんで花瓶を買い、お花も供えました。

旅立ちに持たせるお花を選んだ時に、店員さんにおにいちゃんのことを話しました。その店員さんも猫と暮らしているそうで、なんと、かかりつけの獣医さんが同じでした。これも縁なのでしょうか。

お供えの花を買いに行った時、彼女は私のことをおぼえていてくれて、「お別れは無事にできましたか?」と気遣ってくれました。


上司や花屋の店員さんの優しさに触れて、心が救われました。

メモリアルケースの業者さんもペット仏具のお店も品物と一緒に温かいメッセージを送ってくれたし。


おにいちゃんの、新しい寝床です。

ケースの写真は、今年の元日に撮ったもの。これが生前最後の写真になりました。もっと撮っておけばよかった。

ケースの左にあるビニール袋に入ったものは、ブラシです。おにいちゃんの毛がついたままです。これも形見として供養することにしました。

その後ろには、玄関のドアにかけていた「ねこがいます」のプレートを置きました。このプレートを見て、声をかけて来た宅配業者さんがいたなー。その人は猫が怖いそうで、「飛び出して来ないですよね?」と何度もきいていました(笑)。うちの子もビビリですから、と言ったら苦笑いしてました。


夜になるといつも私や母の布団に潜り込んで来たおにいちゃん。

もう、そのぬくもりを感じることできません。

私も母も、数日は泣きながら寝落ちしてました。

寂しさを少しでも埋めたくて、おにいちゃんを感じられるものを作ろうと思いました。

遺骨や遺毛を入れるカプセルをペンダントやキーホルダーにして肌身離さず持ち歩く、というのも考えましたが、母が「もしもカプセルを落としてなくしちゃったらすごく悲しい」と言ったので、カプセルはやめました。

他に何か、と考えていたら、ハンドメイドサイトで、写真をクッションにしてくれる作家さんを見つけました。クッションなら一緒にねんねできます。

早速オーダーしました。写真の背景にかわいい模様を入れてもらって、裏には名前と生きた年月を入らてもらいました。2週間後くらいにできあがるそうです。

楽しみだなあ。早く抱っこしたい。


毎朝、ごはんとお水をあげて、お線香をたき、おりんを鳴らしています。

外出する時もおりんを鳴らして「いってきます。お留守番よろしくね」と声をかけます。

寝る前にも線香をあげておりんを鳴らし、「おやすみ」と挨拶してから布団に入ります。


月曜日から仕事に復帰しました。月・火と出勤して、水・木は母の通院の付き添いでお休み、昨日は在宅勤務をしました。

供養の品物を揃えたり、仕事で忙しくしていると、ひととき悲しみにとらわれないですみます。

「おねえちゃんは頑張るからお空から見ててね」と前向きな気持ちにもなれます。


ペットロスをネットで調べていた時に、虹の橋の雨降り地区のことを知りました。

虹の橋では動物たちが幸せに暮らしながら飼い主さんとの再会を待っています。でも、虹の橋にはしとしと雨が降り続いている雨降り地区というところがあって、そこから抜け出せない子もいるそうです。

雨は飼い主さんの悲しみの涙で、その子は冷たい雨に濡れながら飼い主さんの辛さを共有しているんですって。

私と母がいつまでも泣いてたら、おにいちゃんも雨に濡れちゃう。

だから、なるべくいつも通りにして、笑顔でいようと母と決めました。

私たちを笑顔にしてくれるのはやっぱり劇団四季の舞台だと思って、11日に保守点検休演明けの『アラジン』を前日予約で観に行きました。

『アラジン』は本当に楽しいミュージカル。何も考えず笑えるし、ダンスが多くてワクワクします。

私と母が一緒に応援している牧野公昭さんと、私の二番目のご贔屓・戸高圭介くんがキャストにいたのが嬉しかったです。カンパニーの皆さんにたくさん癒してもらいました。

でも、『自慢の息子』では私も母も号泣してしまいました。母にとっておにいちゃんは"自慢の息子"です。そして私は、アラジンが天国のお母さんに語りかける姿を見て「おにいちゃんもお空から見てるのかな」とふと思ってしまいました。このナンバーはいつもじわっと来るけど、今回は涙腺決壊でした。

先行予約で取っていた15日のチケットも持っていました。こちらも観に行きました。1階のセンターブロックの前方列の席だったので、カテコで牧野さんと戸高くんに見つけてもらえました(2人ともファミミュのお見送りで私たちの顔をおぼえてくれています)。

嬉しかった。ありがたかった。

おふたりはおにいちゃんのことを知りませんが、おふたりの笑顔に励まされました。



少しずつ、気持ちの整理がついて来てるのかな。

まだ寂しいけど、なんとか乗り越えられそうかも、と思い始めています。



でも、1人になるとダメですね。



17日から、母が入院してます。

母は去年の今頃に不整脈が見つかって、心不全で緊急入院しました。心臓冠動脈を拡げるバルーンカテーテル手術を受けて、約1ヶ月入院しました。

退院後2ヶ月に一度通院して経過を見ていましたが、手術から1年経過する頃に2泊3日で検査入院することになっていました。

母の入院中は、おにいちゃんと二人で留守番するはずでした。甘えっ子で母が大好きなおにいちゃん、すごく寂しがるだろうなと心配していたのですが…まさか、私ひとりで留守番することになるなんて。

17日の午前中に母を病院に送って行って、家に帰って来た時に誰もいないことをあらためて思い知らされました。

玄関のドアを開けて「おにいちゃん、ただいまー」と声をかけても、もう「にゃー」と帰って来ない。

寂しくて悲しくて、着替えもしないでしばらくわんわん泣きました。

夜になると寂しさがますます強くなって、布団の中で泣きながら寝落ちしてしまいました。翌朝起きたら、頭が重くて目が腫れぼったい感じがしました。目元の皮膚が目やにと涙でガビガビしてて、在宅勤務でよかったなと思いました。

でも、ひとりぼっちの家で在宅勤務も結構こたえました。

仕事中でもお構いなしに「ごはんちょうだい」とか「遊んで」とか寄って来たおにいちゃん。う○ちのお世話も容赦なく要求されました。それが、まったくなくなってしまいました。突き付けられた現実に、泣きながら仕事しました。

思えば、おにいちゃんがいたから、ここ20年くらいはひとりで留守番することはなかったんだよなあ。

おにいちゃんの存在は、本当に大きかったのです。



母は昨日の検査でもう1箇所血管が狭くなっているところが見つかり、退院が1日延びてしまいました。

おにいちゃんが突然旅立ってしまったので、最近は母も急に死んでしまうのではと不安で仕方がありません。

不安というより、怖いです。

私は本当にひとりぼっちになってしまう。

母の病気だけではありません。

コロナもなかなか収束しないし、最近は通り魔や拡大自殺を企む人が多いし、あちこちで地震が頻発しているから大地震が来るかもしれません。

そんなものに母が巻き込まれて命を落とすのではないかと、しょっちゅう考えるようになってしまいました。怖くてたまりません。考えていると体が震えてきます。

以前は心配ごとや怖さをこんなに意識することはなかったのになあ。これも、ペットロスの一環なのかしら?



今年の『猫の日』は、2022年2月22日で、2が6つも並ぶスペシャルな日なのですね。


おにいちゃん。

寿命だったとしても、もうちょっと旅立ちの日を遅らせてほしかったなあ。

スペシャルな猫の日まで、私たちのそばにいてほしかったよ。

次にこんなに2が並ぶのは、200年後。

おにいちゃんも私たちも生まれ変わってるかな。

今度は3人で一緒に猫の日を過ごそうね。



前の記事でカバー画像に使った画像をあらためて載せます。



ご長寿1位になれたのにね。

来年は20歳で1位だね、って当たり前のように思ってたんだけど。




とりとめのない近況報告でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。












ところで、こんなことを書くと、占い師やカウンセラーを名乗る人たちが検索して来て、いいね!を入れていくんだよね。

できたら、そういう人たちは「いいね!」を入れないでほしい。

私を本当に心配してくださるなら、自分のブログに私の読者を誘導するような無神経な「いいね!」はやめてください。

…って書いても無駄か。アメブロって商売に利用している人が多いから。

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