2017.8.20夜 東京バレエ団『めぐろバレエ祭り バレエ・コンサート』 | 猫はミュージカルの夢を見るか

猫はミュージカルの夢を見るか

猫と劇団四季が大好きなオバサンの、猫との日々と観劇日記。
愛猫は2022.2.8にお空に還ってしまいました。
観劇日記はサボリ気味です…。
2023年春から、バラを育て始めました。

2014年の第2回、去年の第4回と観て、今回が3回めの『めぐろバレエ祭り』のステージプログラム鑑賞。
今年も母と一緒にめぐろパーシモンホールに行って来ました。

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アニメ映画『フェリシーと夢のトゥシューズ』の看板もありました。

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バレエを習ってるっぽい小さい女の子たちが、看板の前で写真を撮ってました。バレエのポーズをしておすまししてる子が多くて、ほほえましかったですニコ

プログラムと、入場時にもらったうちわ。

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今年のステージプログラムは

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第1部
『パキータ』グラン・パ
第2部
『Choreographic Project Ⅱ』
(東京バレエ団のダンサーさん振付の創作バレエ)
  『The Door』『Scramble』
第3部
『パリの炎』パ・ド・ドゥ
『ジゼル』第1幕よりパ・ド・ユイット
                  第2幕よりパ・ド・ドゥ
『エスメラルダ』パ・ド・ドゥ
『フィナーレ』

上演時間は1時間40分ですが、濃密な内容だからもっと長く感じました。
『パキータ』は去年も上演されました。複雑なステップやジャンプなど、華やかなテクニックが満載で見応えありビックリマーク 特に、男性ダンサー(リュシアン役)のジャンプが凄いのです。
踊ったのは宮川新大さん。去年のリュシアンも彼でした。ジャンプが高くて滞空時間が長いビックリマーク どこまでも上に跳んで行きそうだし、空中で一瞬止まっているみたいに見えます。脚や背中の筋肉がしなやかでまさにバネのようなんでしょうね。
スラッとしてスタイルも良く、ちょっとヤンチャそうな笑顔の、素敵なダンサーさんです。母がこんなラブ目になってました。
創作バレエはコンテンポラリーダンス。現代舞踊と訳されるコンテンポラリーですが、基礎にあるのはやっぱりクラッシックバレエなんだなと思いました。ダンサーさんたちの身体能力ももちろん凄いのですが、クラッシックの確かなテクニックが身についていないと踊れないと思える振付でした。
第3部も見応えありました。
『パリの炎』はタイトルしか知らなかったのですが、フランス革命の話なんですね。マルセイユ義勇軍に入って貴族と戦う兄妹の物語で、このパ・ド・ドゥは妹ジャンヌと彼女の憧れの義勇兵フィリップの結婚式の場面で踊られるダンスだそうです。
衣装がカッコよかったビックリマーク ジャンヌは白いチュチュにトリコロールのサッシュを肩からたすきのように掛け、フィリップは白いシャツとグレーのタイツにトリコロールのサッシュをウェストに締めてました。
快活な少女ジャンヌと勇敢な兵士フィリップの結婚式の場面にふさわしい、ダイナミックな技が満載の華やかなダンスでした。
フィリップ役の井福俊太郎さんの表情の作り方が、なんとなく私の大好きなグヨルさんに似ていて、ちょっとドキドキドキドキ 顔立ちは全然違うんですけどね。
『ジゼル』のパ・ド・ユイットは8人・4組の男女の葡萄の収穫を祝うダンス。お祭りの陽気な雰囲気が伝わってくるダンスでした。最後のポーズが4組みんな違うポーズでカッコよかったですキラキラ
2幕のパ・ド・ドゥはウィリー(妖精)になってしまったジゼルと彼女を裏切ってしまったアルブレヒトの悲しいダンス。
ジゼル役の渡辺理恵さんの"この世のものではない"感がハンパなかったです。本当に人間としての重さを失ってしまったようでした。リフトもジャンプもふわふわと宙を漂っているよう。
この素晴らしいテクニックを支えているのはもの凄い精神力なんでしょうね。感動しました。
ジゼルのダンスにいくつかある難関ポイントのひとつ、アラセゴンド(片脚を体の横に上げて頭の上まで180度上げる)がとても美しかったです。
『エスメラルダ』はあのビクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』のエスメラルダにスポットを当てたバレエ。四季でもミュージカル版が上演されている『ノートルダムの鐘』に登場するジプシー娘・エスメラルダです。
踊ったのは、上野水香さん&柄本弾さんペア。私は2014年のバレエ祭りで上野さんの『ボレロ』を、去年のバレエ祭りでは柄本さんの『ボレロ』を観ました。
エスメラルダのヴァリエーション(ソロダンス)は、コンクールや発表会でよく踊られるタンバリンのヴァリエーションです。手だけではなく、肘や後ろに上げた足、前に高く上げた足でタンバリンを打ちながら踊るカッコいいダンス。上野さんの高度なテクニックが光ってましたキラキラ 上野さんはちょっとキツめのハッキリしたお顔立ちなので、ジプシー娘のイメージにぴったりラブラブ
3部のフィナーレは、出演ダンサーが全員登場。それぞれの演目のハイライトをフィナーレの曲に合わせてちょっとずつ踊ってくれました。曲がまったく違っても踊れちゃうのが凄いなあ。
東京バレエ団の本公演はチケット代が結構いいお値段(外国人ダンサーがゲストだと更にいいお値段)なので、ちょっとずつつまみ食いのような形でも、5,000円でバレエを楽しめるバレエ祭りはとてもありがたいですニコ 来年も楽しみ音譜

開演前のロビーで、ダンサーさんと記念撮影できるイベント『バレエダンサーと写ろう』が開催されてました。
去年は女性ダンサー2人でしたが、今年は『眠れる森の美女』のオーロラ姫とデジレ王子でした。
母は去年は「めんどくさい」とか言って遠くから見てただけでしたが(私1人で撮ってもらいました)、王子様がいるのを見て、「私も一緒に撮りたいなー」ですって。も〜、ママってば男性ダンサー大好きなんだからああせる

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大好きなグヨルさんがバレエダンサー出身だから、彼のやって来たこと・生きて来た世界を知りたくて観るようになったバレエ。
まだ数回しか観たことなくて、バレエのパ(ステップや動き)にもまったく詳しくありません。
もっと色々なバレエを観てみたいけど、どうしても四季優先になっちゃうのよねあせる
バレエを語れるようになるには、まだまだ道は遠いです。


ところで、パーシモンホールでは、8/12・13に四季が『アンデルセン』をやったんですよね。
今回のツアーで一番近い会場なのに、パーシモンホール公演のチケットは取りませんでした。
だって、12日は『オペラ座』横浜公演の前楽を、13日は千秋楽を取ってたんだもん(結局前楽は観なかったけど)。そんな日に公演をぶつけないでよ、四季さんぐすん
来年の『ジーザス・クライスト=スーパースター』のツアーも、パーシモンホールにまわって来るようですね。こっちはチケット取ろうと思ってます。