旦那さんのことを書くと涙がにじむ

書いても下書きへしまい込んでるから

下書きが増えてきたよ


一人ぼっちになってから

4年ともうすぐ5ヶ月だ…


喉の乾く季節になってきた

一滴の水分も禁止されていた

旦那さんの数ヶ月を思い出しては

胸が苦しくなって涙もにじむ


看護師さんがしてくれる歯磨きタイム

しっかり大きな口を開けてくれる

だって普通に意識もあって理解もできるもん

ただ話せないようにされただけ


動かないで、安静に、と

ベッドに縛り付けられてるだけ


口腔内の歯磨き粉を洗浄すると

口に沢山水がたまる

そのたまった洗浄水を吸引する前に

ゴクリと飲んでしまった


飲んではいけない!と叱られるんだけど

喉が乾いてるからどんな水でさえも

飲みたくなる気持ちは痛いほど分かる


嚥下出来ない根拠なんてないのに

嚥下出来ない認定されていた


喉が乾くだろうに…と

私は隠れて新品の口腔スポンジに

くんできた冷水を含ませ口へ運ぶと

勢いよくしがんで飲んだ


何度も繰り返していると心理士さんが

声も掛けずに入ってきて見つかってしまった


ドアは開けっ放しでカーテンだけだから

気付かなかった


それを担当の女医へ報告された


次に守れなければ退院してもらうと


鉄の心臓を持ってるから

何を言われようと私は大丈夫

 

そう言い聞かせてきたけど

弱くて怖くて一人で判断も出来ない


そんな日を思い出したら

また涙がこぼれる


私が辛いよりも旦那さんが辛かったことに


人は喉が乾くと無意識に水分を取って

乾きを解消させている

究極に喉が乾く状態が長時間続くと

どれだけ辛いものなのかを

知る機会もなく生活しているから

誰もこの辛さを分からない


それから半年以上経過した頃

上階の緩和病棟へ移ることができた


その時に一番気にしていた水分のこと

スポンジで飲ませてもいいか

この病棟の看護師長さんに聞いてみた


いいですよ!

好きな飲み物を飲ませてあげましょう!


とても優しい人ばかりが集まる

緩和病棟だったので

やっと安心して任せられた

やっと肩の力を抜くことが出きた


長文のひとり言でした