新型コロナの重症化率と致死率は、季節性インフル並みに。「5類」相当などに変更を検討する、と厚労省。やっとか、という思い。
日本経済新聞の記事「コロナ重症化率、インフル並み 厚労省が分類見直し議論」
2022年12月21日 19:12 (2022年12月21日 21:02更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2177C0R21C22A2000000/
から。(引用に当たり、一部編集)
(引用開始)
厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの重症化率や致死率の最新値を公表した。
2022年7~8月の感染者のうち重症化した人の割合、すなわち
新型コロナウイルスの重症化率は、
60歳未満で 0.01%、
60~70代は 0.26%、
80歳以上が 1.86%
季節性インフルの重症化率は、
60歳未満が 0.03%、
60~70代は 0.37%、
80歳以上は 2.17%
で、ほぼ同水準だった。
政府が検討する感染症法上の位置づけ見直しの判断材料になる。
厚労省が21日に開いた助言組織「アドバイザリーボード」の会合で示した。
つぎに、
新型コロナの致死率は、
60~70代が 0.18%、
80歳以上が 1.69%
季節性インフルの致死率は、
60~70代が 0.19%、
80歳以上が 1.73%
で、重症化率、致死率のいずれも、大きな差はなかった。
新型コロナの重症化率は、21年7~10月には、
60歳未満で 0.56%、
60~70代で 3.88%、
80歳以上で 10.21%
と高かった。オミクロン型への置き換わりや医療対応の改善などで低下したとみられる。
新型コロナの重症化率は石川、茨城、広島の3県のデータを用いた。インフルは17年9月~20年8月の記録をもとに算出した。
感染症法は新型コロナを「新型インフルエンザ等感染症」に分類する。政府はより低リスクな「5類」相当などに変更することを検討している。
専門家の中にはインフルとの単純比較では不十分で、コロナの感染力の高さや合併症、後遺症を加味してリスク評価する必要があるとの意見がある。
厚労省は23日に開く感染症部会でも位置づけ変更の議論を始める。医療体制への影響が焦点になる。感染規模拡大による死者増にも留意する。
(引用終了)