『08年度国の借金846兆円に 国民1人当たり663万円(共同通信)』


この記事は、財務省と共同でマスメディアが国民をミスリードする、悪質なものである。


日本国のバランスシートは、実際は次のとおりである。


負債の部として、政府の負債846兆円のほか、家計や非民間金融法人企業、金融機関や民間非営利団体の負債があって、総計すると、5,272兆円になる。


資産の部としては、総計、5,515兆円あり、負債の部の5,272兆円を上回っている。


したがって、純資産は、資産の部から負債の部を引いて、241兆円となり、日本国は、借金をかかえているどころか、金を貸している金持ちというべきであり、上の記事は、正しくは


『08年度国の純資産241兆円に  国民1人当たり188万円(共同通信)』


とすべきなのだ。


世界で、このような純資産を持っている国はなく、「日本は世界一の金持ち」なのである。


今の政府は、「財政再建」一辺倒で、公共事業のみならず福祉や弱者のための予算さえ削るという悪質なことをしてきた。


税収を増やすためには、消費税を上げたりして増税するのではなく、財政出動(公共投資)をして景気を良くするのが本筋なのに。