本日6月16日の日経225は、287円安の9,753円で引けました。


9,914円で窓を空けて安く寄り付き、すこし上げて高値9,942円をつけたあと、大引けにかけての3段下げで安値9,753円をつけて終えました。安値引けとなりました。


株価変動の法則を究める-nikkei225nichuasi090616

2営業日連続の下落です。日経225の日足は、短い上ヒゲのある大陰線(大引け坊主)となりました。下落を暗示しています。


悲観的予測 「心理的節目の10,000円下抜き、ないし9,900円を目指す。」に沿った動きとなり、4空目の窓を埋めきり、心理的節目の10,000円と9,900円を大幅に下抜きました。


6月9日の安値9,756円を終値で下抜いたため、目標値9,708円(E計算値)が発生しました。


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騰落レシオ(25日)は、5%下がって121%となり、底値ゾーン上限70%を51%上回り、警戒ゾーン下限120%も1%上回っています。過熱感がだいぶ収まってきましたが、まだ残っています。


騰落レシオ(25日)が高値136%をつけた6月8日以降も、6月12日までは日経225はじわじわと上げていましたが、ついに昨日の6月15日に下げはじめ、今日急落となりました。


騰落レシオ(25日)は2点天井の形で下げています。6月8日から12日まで4営業日経っていました。


過去、高値116%をつけた08年12月29日から、日経225が天井をつけた1月7日まで4営業日でしたが、今回、同じく4日経過して天井をつけた可能性が極めて高くなりました。


相場の転換を示すSAR値は、売り相場に転換し、次営業日に買い相場に転換するのに必要な上昇幅が382円になりました。


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ここ21営業日間、日経225はじわじわと上げながら、次営業日に売り相場に転換するのに必要な下落幅は、買い相場中段の位置(200円から400円の間)にいて、こう着状態が続いていましたが、今回、3度目の200円割れを試す動きとなり、今日、ついに200円を割るとともに売り相場に転換しました。


終値基準の波動解析結果は、小勢(日足)については、次のとおりです。


5月19日の終値9,290円で楽観的カウントの第1-4波(悲観的カウントの第4-4波)が終わって第1-5波(悲観的カウントの第4-5波)が始まり、楽観的カウントの第1-5‐5波(悲観的カウントの第4-5-5波)が進行中と見ていました。


今日の急落で、、6月12日の終値10,136円が楽観的カウントの第1-5-5波の終点、すなわち第1波の終点(悲観的カウントの第4-5-5波の終点、すなわち第4波の終点)であった可能性が極めて高くなりました。


そうだとすれば、第2波の終点に相応する押しのメドは、3月10日の安値7,021円から6月12日の高値10,171円までの上昇に対する38.2%押し8,968円、50%押し8,596円、61.8%押し8,224円となります。


次営業日の動きについての予測は、以下のとおりです。


・楽観的予測
 上に空いた窓(上限値10,030円、下限値9,942円)の窓埋めを目指す。


・悲観的予測
 6月4日の安値9,654円下抜きを目指す。



なお、本日の外部環境と、寄り付き前外国証券経由注文は、次の通りです。

外部環境(昨営業日)    
  NYダウ                         -187ドル (8,612ドル)
  ナスダック                        -42ドル (1,816ドル)
  CME日経225先物(大証比)            -215円 (9,825円)
  VIX指数(警戒域20-30、恐慌域30以上)    +2.66 (30.81)


寄り付き前外国証券経由注文            5営業日ぶりの売り越し