ザッケローニで合ってるのかな?

とんでもない長期政権だったんだなと再確認。アンチェロッティ時代がいかに安定していたのか物語る事実。安定といっても、成績だけではなくて、ベルルスコーニとの関係も。

かの物言うオーナーにとっても、アンチェロッティは喉から手が出るほど欲しかった人材でしょうね。そして、手に入れた。

フラット型の4-4-2信望者と言われていたけれど、ユーベでもミランでも4-4-2は使えなかった。ジダンがいて、カカがいた。

確かに、どちらも不世出のスターを擁するチームではあったけれど、彼らを生かすシステムをすんなり採用できる柔軟性は彼の一番の特長。

翻って、チェルシーにもランパードがいるが、イタリア時代の2人に比べると攻守のバランスに優れる分、スペシャルさは劣る。ランパードを軸に据えたチーム作りにはなるだろうが、これまでと同様の手法ではうまくいかないでしょう。

高い位置でランパードを経由してしまうと、ドログバにとってはマイナスに働く可能性が高い。一方で、アネルカは恩恵を授かる場面が増えそうだ。

スコラーリには越えられなかったこの問題。パススピードを上げるのと同時に、選手同士の距離を詰めてドログバの足元に確実に収まるボールを出すことで回避できそうだが、はたして。
マドリーは、スナイデル、ファン・デルファールト、ロッベン、イグアイン、ミゲル・トーレスあたりを放出したいとか。

戦力として計算できないのはファン・デルファールトだけで、スナイデルとロッベン、イグアインは控えにしておくのが惜しい人材。ミゲル・トーレスも両サイド対応のユーティリティ性が魅力。

金銭面の問題もあるだろうけれど、精神面の方が放出理由としては強いのでしょう。

誰もがフリオ・クルスであれば残留させたでしょうが、スタメン出場を強く希望する選手をベンチに座らせておくのはチームの精神衛生上よろしくない。
不満は蔓延しやすい。

昨シーズンのエトーよろしく、発奮して大活躍もあるかもしれないけれど、それはエトーがそもそもスタメン、それも稼ぎ頭だったから。
新加入組にポジションを奪われた「元」スタメンには厳しい。

一番怖いのは買い手がつかなかった場合の後処理か。
中村俊輔が移籍したスペインリーグは攻撃的な分、他のリーグより守備が弱いとか。
そんなことないでしょ。

EURO獲ったチームは堅守からのカウンターをベースにしていた。
2強はもちろん、第2集団だって人に強い選手はけっこう多い。
AマドリーのウィファルシやビジャレアルのGロドリゲスなど。

攻撃意識でいうならゴール前に放り込んでくるプレミアの方がよっぽど強い。

なら、なんでスペインは攻撃的なのかといえば、ボールポゼッション優位のリーグだからで、ボール保持率を高める=攻撃している時間を長くする、だからだ。

ポゼッションを確保するためには守備を捨てなければならないなんて、とんでもない。
いかに自分達に有利な位置でボールを奪えるかがポゼッションへの第一歩であって、特に中盤の守備力は高くなくてはならないからだ。

加えて、リーガにはスマートにボールを奪える選手も多い。足下の技術の高さに起因するこうした選手への対応は、リーガでしか味わいにくいものだろう。
中村俊輔がプレーする中盤は、もしかするとこれまでで最も守備の堅いリーグなのかもしれない。