色を放つ 村山隆治展「work the earth」@常陽芸文センター

会場第1会場:藝文ギャラリー(入場無料)

前期2024年4月2日(火)~4月27日(土)

後期2024年5月1日(水)~6月1日(土)

会場第2会場:藝文プラザ(入場無料)2024年4月2日(火)~5月14日(火)

 

村山隆治さんは金網に力を加えて生まれる形を和紙で固定、彩色した半立体作品やインスタレーションなど多様な作品を試みてきたが、新たな表現方法としてガラス絵に到達した。

 

 

 

 

ガラス絵は透明なガラス(村山さんはアクリル板を使用)に絵を描き、完成後は裏側つまり透明な板の側から観賞する技法だ。

西洋が発祥で、初歩的な作品は10世紀のものもあるが、本格的にはイタリア・ルネサンスが花開いた14世紀頃から、ベネチアを中心にヨーロッパで広まった。

 

 

 

 

今展は「色を放つ」をテーマに、第1会場では初期の実験的作品と、17年間取り組み続けているガラス絵の変遷を追い、第2会場では大型のインスタレーション作品とガラス絵が展示されてある。

 

 

 

今年になってからと思うが、芸文の1階が改修されてギャラリーとプラザの仕切りが無くなり会場が一体化されたのでとても観易くなった。

 

 

 

会場脇のTVの画面では、制作過程の説明や作品に関する考えなどが放映されているので理解が深まる。

 

村山さんは制作過程において色が透明な板に描かれている状態を「絵具が宙に浮いている」ととらえ、彩色した金網を壁や天井に吊るしたインスタレーションと「空間に色を放っている」点で似ているという。

 

『色はかたちがあり、かたちには色がある

この自明への問いを起点として

空間に色を放つ、体躯で当たる』  村山隆治