「ほたて」の天丼@土浦市中央1-2-13

 

JR土浦駅から10分足らず、旧水戸街道土浦宿に面した角地に「桜橋跡」「土浦町道路原標」の碑が二つ建てられてある。

 

 

 

 

その前にいかにも時代を経たと思える建物があり、その古風な構えは何だろうと興味をもつ。「てんぷら」の木の看板と家紋の付いた「ほたて」の暖簾が下がっている。

この前を通りながら、時間の都合で入ることが出来なかった店だ。

今回、市川紀行さんを訪ねる旅の一行4人の昼食の場所としてYさんが選んだの「ほたて」で、念願かなってご入店が出来る。

 

 

木枠の上に「桜橋跡・うんちく板」の解説版が掛かってある。

1924年の写真、道路として埋め立てられる前は船がのぼり、水陸交通の要所であった。

この店の創業は明治2(1869)年と言われ百年以上を経過している。

建物が創業時の物ではあるか、はともかく時代を偲ばせる雰囲気。

 

天井の木組みに時代が表れている。

 

 

 

往時を描いた絵が飾られてある。

 

 

おさしみ定食など、お品書きには沢山あったが、かき揚げ丼を頼むことに。

先ず「お茶と漬物」が出て、それから注文の品、が定石だったが今では希。

今は亡き、水戸市大工町の老舗食堂「㐂 久水」が正にそのスタイルだった。

水戸では失われてしまったが、土浦にはまだ在った。

丼も蓋が付いて出てくる。

近ごろは具を多くして蓋をしない姿で出されるが、蓋を開ける楽しみが失われる。

代替わりはしているのだろうが、昔風な流儀を守っているのは嬉しい。

かき揚げの形が失われサクサク感もないが、まあ良しとしよう。

女将の愛想のなさも、このような店によくあること。

 

家紋と店名を染めた暖簾の前、での記念撮影。

念願が叶って、食べられたのだから。