「特別な一日」山下洋輔(pf)・カルメン・マキ(Vo,鳴り物)・水谷浩章(ba)

12月15日(金)@つくば「つくばカピオホール」

 

 

 

「時には母のない子のように」で17歳の時にデビューしたカルメン・マキ。

国内のみならず世界各国で演奏活動を展開してきた、ジャズピアニスト山下洋輔。

様々なアーティストとのコラボレーションなど幅広い活動を展開しているベースの水谷浩章。この3人が出会う「特別な一日」はどのような反応が起こるのだろうか。

 

 

実行委員長の野口修さんの「ごあいさつ」には、

『山下さん(山下トリオ)もマキさんも、デビューが1969年と同じ年ですが、演奏というかたちでは出会うことはありませんでした。それが、半世紀を経て出会うということは一つの大きな事件でもあり、特別な出来事ではないかとも考えました。水谷さんは二人の音楽を繋いでいきます。本日のコンサートは、つくばオリジナルの企画となります。曲目も変化し、舞台美術に渡辺晃一氏が加わり、華道家の小春丸さんが急遽参加するという特別なコンサートになりました。

どうぞ皆様にとっても、それぞれ「特別な一日」となりますように願っています。』

 

 

公演曲目

【Part1】

1 戦争は知らない

2 懐かしの我が家~少年

3 かもめ

4 Kurdish Dance~パンドラ

5 QUIET FIRE

(休憩15分)

【Part2】

1 幻燈辻馬車

2 The man I love

3 望みのない恋~波の音~望みのない恋

4プシケ~美の永遠について

5 Moons

アンコール曲 時に母のない子のように(1969年のデブビュー曲)

 

今回の主役は今年で音楽人生54年目のカルメン・マキが新旧取り混ぜたオリジナル、アレンジしたカバー曲、トーキングソングなどを交えた演奏だった。

ペットボトルやチベットの鈴やタンバリンなどを曲の間に鳴らしたり落としたり、恩師である寺山修司を語り、詩を朗読する。

呪文のような言葉、或いは独り言など、身振りを交えながら表現する。

ピアノとベースの2人が見事にサポートする。

経験と実力を兼ね備えたミュージシャンでなければ上手くは行かない。

混然一体となったパフォーマンスはライブ演奏の醍醐味だ。

 

 

 

「つくばカピオホール」の客席はステージを向いて正面に多くが並ぶが、周囲にコの字型に囲んだ席の配置がいい具合で、偶々の2階席はステージに近く程よく上から見下ろす最高の席だったのも幸運だった。

 

 

 

 

 

公演前と休憩時間にロビーには飲食・書籍・野菜など約10軒のマルシェが並び、腹と目を楽しませてくれた。

多数の聴衆は衣装や髪形を含めかなりユニークな人たちが目を引き、これまた水戸よりは数段、楽しさにあふれていた。

 

実行委員長の野口修さんにお目に掛かることが出来るかと若干の期待を持って行ったのだが会えなかった。野口さんは1979年から2000年までの21年間、数々の前衛的な企画を発表してきた「クリエイティブハウス アクアク」の主宰者として知られる。今

回の企画は当時の延長戦上で山下洋輔・カルメン・マキとは永い交流があればこそ実現した。

文化活動・市民運動の延長として政治を志し、市会議員なども務め原発問題などにも関心が高い方で、まだ68歳だから更なる活躍を期待していることを伝えたかった。