「那珂川ヒストリー 水と共に生きた人々」展@水戸市立博物館
2023年2月4日(土)~3月12日(日)
水戸市内を流れる那珂川は、那須岳に源流を発し、本流の長さ150kmにも及ぶ、茨城県を代表する河川の一つです。
その流れは人や物を運び、奥州・下野や江戸と水戸とを結びつけました。
那珂川がもたらす鮭や鮎などの豊かな水産資源やその水を利用した農業用水は、流域の人々の暮らしを潤してきました。
その一方で、豊富な水量は水害という形で人々の生活に牙を向けることにもなりました。本展覧会では、こうした様々な顔を持つ那珂川と向き合い、共に生きてきた人々の営みの歴史をたどります。(展覧会案内文より)
第1章 川の恵みを得る
那珂川の漁労
多様な水産資源が流域の人々の生活を潤してきた。
確認できる魚の種類は50種以上、特に鮎・鮭・鱒が遡上する。
鮭の人工孵化や鮭の留め網。
「青柳夜雨」の周辺絵図。
第2章
人・物を運ぶ
江戸氏時代の水戸城周辺(下図は『常陸国水戸城絵図』
海老久保(現在の水府橋の辺り)
那珂川の中下流部を航行した高瀬舟の模型
高瀬舟は江戸時代を代表する川船、吃水が浅い細長い形。
干した鰯は肥料として上流に。
長倉辺りからは燃料の薪などが。
中上流からの年貢米が、北の会津藩・白川藩など内陸の藩が江戸への経路としても利用した。
第3章
那珂川と水戸のまち
水戸城下之図(天和元年~2年・1681~2)
第4章
那珂川水運の担い手
那珂川の河岸(かし)
河岸とは川に出来た湊を指す言葉で、川船が着岸できる環境が整い、市場や居住空間、宿泊設備が集まる町。
上流の黒羽(現・大田原市)から下流の那珂湊までの間に多数の河岸が存在した。
第5章
江戸とつながる
常陸名所図屏風(17世紀後半・奥州市牛の博物館寄託)
常陸国内の名所を描いた六曲一双、絹本の屏風絵。
近世前期の常陸の景観を風俗表現とともに描いた、最古かつ唯一の絵画。
「常陸名所図屏風」を始め古地図や興味ある品々が多数展示されている。
水戸と那珂川の上流、現在の栃木県との交流は古い歴史がありながら、意外と知られていない。
これから新緑から夏にかけての季節、那珂川沿岸を旅するのは楽しい。
今回の那珂川の地理と歴史を良く学んで出かけたい。










