「不思議ワールド うつろ舟」展 @常陽史料館(水戸市備前町)

 2023年1月24日~3月19日

 

 

 

(地下への階段の踊り場に、彫刻家・北沢努さん制作の「うつろ舟」)

 

常陽史料館(水戸市備前町6-71)で「不思議ワールド うつろ舟」と題する展覧会が始まった。

「虚舟(うつろぶね)」他に「空穂舟(うつぼぶね)」とも呼ばれる架空の舟の民族伝承で、日本各地の民俗伝承に登場する。

最も広く知られるのが常陸国(現在の茨城県)に漂着したとされるものらしいが、このようなUFO話を見聞きしたことが無かったので興味津々。

本展はこの不思議な話を文献資料で紹介している。

 

 

 

彫刻家・北沢努さん(水戸在住)、陶芸家・田崎太郎さん(笠間市在住)や水戸芸術館の案内スタッフ (ATM フェイス)の「Face Labふぇいす・らぼ」による手作りアクセサリーなどが展示など、それぞれの空想・妄想の世界が拡大する楽しい展覧会。

 

 

 

「Face Labふぇいす・らぼ」による手作りアクセサリー作品や浜辺で拾い集めた貝殻など。

 

 

陶芸家・田崎太郎さん制作の「うつろ船」

 

 

養蚕信仰を伝える「金色姫伝説」の金色姫と特徴が酷似する女性が描かれた「水戸文書」

 

 

『兎園小說』(昭和女子大学図書館藏)

「南総里見八犬伝」で知られる読本作家の滝沢馬琴らが書いた奇談集「兎園小説」、11巻に「虚舟の蛮女」を収録。

鹿島神宮(鹿嶋市)の大宮司家が収集し、1987年に鹿島神宮から昭和女子大学図書館(東京都)に他の史料と移管されていた。

 

 

錦絵 「養蚕守護神衣襲明神真影」(神栖市歴史民俗資料館蔵)

神栖市には天竺(インド)の姫が流れ着き、養蚕技術をモたらしたという「金色姫伝説」も伝えられる。

 

*「うつろ舟」研究の第一人者で岐阜大名誉教授の田中嘉津夫氏のインタビュー映像も会場で放映されている。