新羅「南澗寺の古瓦」

 

子供のころから古物が好きで、欠けて誰も見向きもしないものに感心する。

生まれながらに臍の向きが違ったようだ。

勉強はそっちのけで、縄文土器の破片や鏃などを畑で拾い集め。

長じては古瓦や塼や塼仏が好きになった。

 

 

押し入れの中から50年前頃に買った古瓦が出てきた。

朝鮮の瓦で明らかに百済ではない。

新羅時代と見当は付けていたが、どの寺なのかは分からなかった。

 

 

県立図書館に行ったついでに「朝鮮の古瓦の資料がないか」と頼んだら北九州市歴史博物館が発行した『図録 新羅の古瓦塼』を探してくれた。

 

 

 

家に戻って瓦と図録を引き当てて居たら、同類のものを見つけた。

慶州の南澗寺の古瓦だった。

 

 

 

よく探しだしたと自分で感心した。

古瓦の中では出来の良いものではないが、調べてみた甲斐があった。

 

 

これまでの古瓦を買った中で、好きなのは「南滋賀廃寺」「崇福寺跡出土」と言われる白鳳時代の古瓦。

残念ながら、今は手元にない。

 

 

 

日本の古瓦には2系統ある。

どちらも素晴らしいものだ。

このような古瓦を手元に置いて眺めていたい。