東海道五拾参次展@笠間日動美術館


1835 年頃、歌川広重は版元の保永堂から「東海道五拾参次」を発表し、人気を博した。その後、成功を収めた広重は、生涯 20 種類以上の東海道を描くが、その多くは途中で止められたため 55 枚の 全てを描いた版は限られている。
今回は保永堂版と現存数が少ないため、幻と称される丸清版をそれぞれ 55 点 展示された。
前期:1月 2 日~2月 6 日は江戸日本橋から掛川まで。
後期:2 月 8 日~3 月 6 日は袋井から京都三条大橋まで
辛うじて後期だけを見ることが出来た。
保永堂版と丸清版を比較して見ることが出来る。
同じ宿場でも見る場所や角度が異なるので、そこも見どころ。
更に、大正時代に撮影された写真も展示されているから比較できるのが楽しい。



袋井


浜松



宮(熱田神宮)


庄野《白雨》
保永堂の有名なにわか雨の場面。

丸清版の庄野、なんと穏やかな景色だろう。
坂道と思いきや平坦な場所だ。


亀山も対照的。
保永堂版は一面の銀世界を大名行列が行く。
石垣が急峻な雪山のようだ。
丸清版は旅人が高い石垣をのんびりと眺めている。
