「西成田洋子展:記憶の領域 2021」 @コバヤシ画廊

 

 

 

布きれ・靴・カバン・ボタン・ビニールチューブ・テープ・針金、新聞紙など、自分の身近にある廃品となってしまった素材を再構築した彫刻作品。

素材のひとつひとつには、何らかの記憶を宿してことから「記憶の領域」と題したようだ。

1991年から始まったシリーズは、2002年に文化庁派遣研修員としてニューヨークに1年間滞在していた時代に幾らか変化したが、テーマを継続し今年で30年を迎えた。

この間、地球温暖化・プラスチック廃棄物・海洋汚染などが激化し「持続可能な循環型社会を目指す」ことになった。

これらの現象と制作意図との関連は無いのかも知れないが、未来に対しての警告を発した作品ともいえる。

西成田さんは常にそのような意識をお持ちの方、声高には語らないが作品で訴えているように感じる。

 

 

今までは、立ち上がった縦長の作品が多いが、今回は床の中央にドーンと広がっている。

 

 

壁面に設置された像の頭のような作品。

 

 

同上の部分。

全ての作品に共通しているが、細部にわたるまで作り込まれている。

 

 

 

10年前辺りからパネルの上に構成された作品も制作するようになった。

 

 

西成田洋子――記憶の森――

いわき市立美術館 1階ロビー

2021年11月6日(土)-12月19日(日)

来月には「いわき市立美術館」で個展が開催される。