『古美術拾遺亦楽』安東次男 著(新潮社・昭53)

 

 

「芸術新潮」の編集部が著者の安東次男に月々5万円を渡し、好きなものを何でもいいから買って、それに簡単な解説を書く。

但し、原稿料は5万円に含まれるという企画は安藤にとって好条件ではなかったが未知なる夢を感じ引き受けた。

昭和47年~48年の2年間にわたり、24回連載されたものを単行本としてまとめられた。

 

 

 

 

 

 

 

写真撮影は野中昭夫・松藤庄平・名鏡勝朗・坂本万七・田枝幹夫、何れも名高いカメラマンだから眺めているだけでも楽しい。

 

骨董・古美術の世界に取り憑かれたていた頃で、この本から多くのことを学んだ。

中世の六古窯と呼ばれる土地を尋ね歩いたりもした。

それらの雑多なことを、写真と文章に書いてみたいと真似をしたこともあった。

 

 

参考の図版や詩画集などの話も挿入されている。

 

 

安東 次男(あんどう つぐお)1919(大正8)- 2002(平成14)84歳没

俳人、詩人、評論家、翻訳家。俳号は流火艸堂。

新聞記事の切り抜き。(当時・61歳)

 

 

安東 次男の墓地

2018年深大寺の「銅造釈迦如来倚像」(白鳳期の名品)を訪ねた時に、墓域を散策した際に偶然、墓地を発見した。