第47回「水戸のあじさいまつり」@桂岸寺・「保和苑」

6月12日~7月4日

 

 

 

水戸と云えば「梅」連想する方が多いかもしれませんが、千波湖を中心とした偕楽園公園・逆川緑地・西の谷緑地などを含んだ都市公園の広さはニューヨークのセントラルガーデンに匹敵するとか?はともかく、街中に四季折々季節の花が咲き競う公園都市です。

 

水戸八幡宮~祇園寺~桂岸寺・保和苑~常磐共有墓地~回天神社・水戸殉志士の墓を回遊するエリアで「第47回・あじさいまつり」(6月12日~7月4日)が開催されています。

 

マスクと手指の消毒は今や日常生活の基本になった。

 

桂岸寺本堂

 

水戸谷中の“お三夜さん”(二十三夜尊)として親しまれている。

水戸藩付け家老中山風軒(信正)の供養のため三代目信治が天和2年(1682)に建てた寺で、はじめ香華院と云ったが、元禄7年(1694)に光圀が保和院と改め、後に桂岸寺という現寺号になる。

 

 

 

桂岸寺の裏庭にあたるのが「保和苑」

「あじさいまつり」のメインの会場だ。

 

 

地元商店の協賛の行灯が賑わいを添える。

 

 

本堂裏の「生贄供養の碑」菊池謙二郎書

水戸獣肉商組合が、と殺獣7回向のため大正15年(1926)に建立。

 

 

金子兜太の(1919年- 2018年)の句碑。

埼玉県出身の俳人。小林一茶、種田山頭火の研究家としても知られる。

戦後の社会性俳句・前衛俳句における理論と実作の両面で中心的な役割を果たした。旧制水戸高等学校(現・茨大)に在学し、水戸に在住した縁による。

 

 

 

 

中央に芝生の広場には簡単な遊戯施設もある。

北東の端に見晴らし台からは、県北方面が望める。

見晴らし台の下は谷だが、そこも全て紫陽花で埋め尽くされている。

 

 

投句箱が設置され、秀作が掲示される。

6月20日(日)に新荘市民センターで句会が開かれる。

 

 

 

「明星ヶ池」噴水と祠。

山村暮鳥の「梅」の詩碑

山村暮鳥の墓地は谷を挟んだ旧・江林寺墓地に在る。

 

 

桂岸寺墓地は「常磐共有墓地」との境界がない。

 

 

中山備前守、二代中山信政(風軒)四代中山信行の墓地が在る

 

 

 

 

隣接地には「常磐共有墓地」と「水戸殉難志士の墓」が在る。

常磐共有墓地は光圀が寛文6年(1666)に家臣のために創設した共有墓地。

同年に下市の酒門にも同じような共有墓地がつくられた。

 

光圀は宗教改革の一端として葬祭の簡略化を進めた。

『葬祭儀略』を編修して墓石の寸法まで規定した。

安積澹泊の墓石はそれに準拠している。

 

幕末の「殉難志士の墓」

 

桜田門外の変・坂下門外の変・東禅寺事件、那珂湊・筑波・敦賀などにおいて、散華した士民の霊を慰めんと昭和44年(1969)に回天神社として創建された。

 

期間中に多くのイベントが組まれているが、会期を過ぎても7月下旬~8月まで次々と咲き競うので十二分に楽しめるはずだ。

歴史的な遺産が数多い地区であるから、花を訪ねながらの歴史散歩を楽しんで頂きたい。

 

*NHK 大河ドラマ「青天を衝け」により、来水客が多くなったようだ。

観光ボランテアのみならず、水戸市民がこぞって来訪の方々に地理的・歴史的な話に対応できるような準備をしておきたい。