「オールドノリタケ×若林コレクション アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン」@茨城県陶芸美術館
20021年4月17日~6月27日
「オールドノリタケ」は、愛知県名古屋市の日本陶器(現・株式会社ノリタケカンパニーリミテド)で、明治中期から第二次世界大戦前に制作され、主に欧米に輸出された洋風陶磁器を指す。
花瓶や置物などの装飾品と洋食器などのテーブルウェアが主体で、日本の伝統技術と欧米の嗜好を融合し、華麗な彩色と繊細なデザインで西洋の人々を魅了し高い評価を得た。
オールドノリタケの製品は主にアメリカ向けに輸出され、国内で販売されることはなかったので、一般の目に触れることはほとんど無かった。
輸入先のアメリカで1970年代に専門誌が発行されるなど、骨董愛好家のあいだでブームが高まり日本においても1990年代から逆輸入されるようになった。
本展では、日本を代表するオールドノリタケコレクターである若林経子氏(大阪府枚方市在住)が所蔵する250点が展示され「モチーフ」「スタイル」「テクニック」「ファンクション」の4つの観点から読み解く。
若林さんは名古屋市生まれ、戦後の物不足の中、一家が物々交換で手に入れたティーセットが、のちにオールドノリタケと判明した体験で魅力に取りつかれた。今回は、若林コレクションの展覧会としては過去最大規模となる。
近頃のレストランなどでは白磁一色、帽子を逆さにしたような器も多い。
白磁だから何にでも合うにしても、余りにも芸がない。
それらと真逆の指向で、装飾過多とも言えるが見て楽しいし、どのような料理が盛り付けられるのだろう?などの興味も湧く。
自分の日常生活とはかなり離れているが、素晴らしい展覧会だ。
*2008年9月27日から11月6日迄「オールドノリタケと懐かしの洋食器」展が茨城県陶芸美術館で開催された。
この展覧会は日本のラスター彩(ペルシャ陶器を源流とする技法で、金属光沢のある釉薬を用いたもの)の研究資料として収集を始めた、つくば市在住の主婦・守屋知子氏のコレクションだった。
両氏ともに、大実業家でもない一般の主婦の執念とも言えるコレクションであることはとても素晴らしいことだ。













