栗田政裕 木口木版画展@ギャラリー愚怜(文京区本郷5丁目28番1号)
8月26日~9月4日

 


 

小口木版画家の栗田政裕さんの個展が文京区本郷の「ギャラリー愚怜」で開かれている。

新作の詩画集三冊とミニュアチュール版画集二冊、さらに蔵書票もと盛り沢山な展覧会。

ギャラリー愚怜はグレーとも読めるが、シックな黒い壁面。
白黒の版画に映りが良い。

 


栗田さんは1995年に文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧したが、その前に知り合ったから、かれこれ40年まえになる。
当時は長髪に髭をたくわえた山男の風貌だった。

歳を重ねてお頭も薄くなったのは、お互い様。

蔵書票も沢山彫られている。

 

 

 

 

 

 

版画集は60冊以上作られているが、これがすべて手作り。
彫、刷りは当然だが、版画に対する文章が添えられた画文集も多い。
文字も亜鉛凸版を作って刷っている。
更にケースまで、完全な手作りだ。

 

木口木版は普通の板目木版よりかなり緻密な表現が出来る。
写真製版が出来る前の本のカットやイラストなどは、活版印刷に組み込んで使われた。

多彩なうえに、毎年個展を開かれる。
「山岳画八人展」などグループ展にも参加され、活躍の場は広い。
益々のご活躍を願っている。

 


「ギャラリー愚怜」は東大の赤門の道路を挟んで反対側。
この近辺、古書屋なども多かったが久しぶりに訪ねたら、軒並み閉店し寂しくなった。
とは言え老舗の喫茶や食事処など、生き残っている店もある。
日を改め、本郷近辺を散策してみたい。