原三溪の美術 @横浜美術館
7月13日~9月1日


 


横浜美術館開館30周年記念 
生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション

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原富太郎(号:三溪、1868[慶應4]~1939[昭和14])は横浜において生糸貿易や製糸業などの実業で財を成し、希代の古美術品コレクターとして名をはせた古美術界のレジェンド。

茶人、そして同時代の日本美術院の画家や彫刻家を物心両面から支援したパトロンとしても知られる。

 


「コレクター」

 


「茶人」

 


「アーティスト」

 


「パトロン」

*三溪自筆のさまざまな記録の展示も。
作品の購入先や金額を自ら克明に記録した買入覚や数種の蔵品目録を残した。
これらから、コレクションの形成の過程や傾向、分類に関する三溪の独創的な考え方を知ることができる。

『国宝や重要文化財に指定される名品30件以上を含む三溪旧蔵の美術品や茶道具約150件と、関連資料を展観することによって、原三溪の文化人としての全体像を描きだします。
三溪自身も一堂に観ることが適わなかった旧蔵の名品を、過去最大規模で展観する貴重な機会となります。』(展覧会のパンフレットより)

伝説の巨人の全貌を知る機会だったが、あまりにも知らなすぎ。
これから足跡を辿ってみようと思っている。



横浜本牧の「三渓園」は原三渓の元邸宅。
彼はここに京都や鎌倉などから歴史的に価値の有る建造物を移築し、明治39(1906)年に公開した。

175,000㎡(約5万3000坪)の園内には、10棟の重要文化財を含む17棟の古建築物が四季折々の自然の景観の中に巧みに配置されている。

中央の小山の頂上には旧灯明寺の三重塔(1457年)聳えている。
関東地方では最古の塔とのことである。

 


鎌倉東慶寺の仏殿も移築されている。

11年前の「横浜トリエンナーレ2008」の第4会場となったので訪れた。

 


本年、水戸芸術館でも開催された中谷芙二子の作品で「雨月物語-懸崖の滝」。
仏殿前の流れに落ちる小さな滝周辺に人工的な霧を発生させた幻想的な空間だった。