茨城県歴史館の「大賀蓮」@茨城県立歴史館・蓮池
茨城県歴史館は茨城県の歴史についての「博物館」と「文書館」の機能を併せ持つ持つ施設として1974年(昭和49年)に開館した。
「博物館」と「文書館」併せもつ施設は、全国的にも稀有で茨城県独自の方式だろう。
1987年(昭和62年)に、一橋徳川家からの寄贈を受けた資料、美術品、工芸品等多数の蔵書や品々をもとに一橋家記念室等も開設されている。
旧茨城県立水戸農業高等学校の敷地に建設されたので、広い敷地の庭園を散策するのも愉しい。
開館時は庭園も入場料を払う必要があったが、現在は無料で開放されている。
水戸農学校頃からの銀杏並木の見事な黄葉は人気だが、柳の木に囲まれた池の古代蓮も素晴らしい。
常磐線の線路沿いまで下る必要があるが、夏の定番スポットだ。
歴史館開設当時、池の周辺は「茨城山草会」により万葉植物園になる計画だった。
完成を待たずに消滅し、大賀蓮の池となった。
花の寿命は3日間、真夜中から咲き始め、朝5時から8時頃が満開で香りも強い。
とのことでなるべく早朝に行く様にしている。
8月2日(金)の早朝に偕楽園の東門の方から入園したが、今年は開花が遅く花も少ないように感じた。
従って、香りを嗅ぐことも出来なかったのは残念だった。
池の周辺に楓も多く植えられている。
きな水車小屋を背景とした紅葉も素晴らしい。
●大賀ハス(オオガハス、おおがはす)
1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)。
植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎(当時・関東学院大学非常勤講師)が発掘された蓮の種を発芽させたことから「大賀蓮」と呼ばれる。
この古代ハスは、1954年(昭和29年)6月8日に「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物に指定された。
日本各地は元より世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っている。






