台渡里官衙遺跡群(台渡里官衙遺跡・台渡里廃寺跡)@水戸市渡里町


 

「水戸郷土かるた」
(そ)その昔 大寺ありし 台渡里

 

 


水戸市渡里町の「観音堂山地区」や「長者山地区」は常陸国那賀郡衙に関連する寺院であったと考えられ、国の指定史跡。

「フレッシュストアーサンユー 渡里店」に行く途中、ブルーシートに覆われた遺跡の発掘現場を見つけ、立ち寄った。



 

説明の看板も立っている。

シートの下はどのような状態なのか、興味津々。

 

 


文字瓦や墨書土器などの出土品を拝観できる展示室の設置。
或いは特別展などが開催されればと願っています。

●国指定史跡「台渡里官衙遺跡群」の概略。

那珂川右岸の標高約30mの台地北辺に寺院跡は位置し、観音堂山地区と南方地区とからなり、北方には長者山地区があり、官衙の正倉と考えられる礎石建物群が確認されている。
1939年(昭和14)からの断続的な発掘調査により、7世紀後半から10世紀初頭にかけての2つの寺院跡がほぼ明らかとなった。
出土遺物は軒瓦や文字瓦を含む多量の瓦が主体で、とくに観音堂山地区から出土した「徳輪寺」銘の文字瓦と「仲寺」銘の墨書土器が注目され、規模や配置などから地区を移転して建て替えたことが推定された。
この寺跡は常陸国那賀郡衙に関連する寺院だった可能性が高く、関東地方における初期古代寺院の造営から廃絶にいたる過程をよく示していることから、2005年(平成17)に国の史跡に指定された。
2011年(平成23)には官衙遺跡が追加指定され、役所跡と寺院跡が複合した古代都市空間の全容解明が期待されている。