『モリのいる場所』@水戸芸術館ACM劇場
第33回水戸映画祭[2018]10月7日(土)のプログラムD:11:20~は『モリのいる場所』2018年/日本/99分 監督/脚本:沖田修一
出演:山﨑努/樹木希林/加瀬亮/吉村界人/光石研/青木崇高ほか
主演の樹木希林が亡くなったばかりということもあって、定員300人の切符は完売。
当日券を目当ての客は残念ながら入場が叶わなかった。
熊谷守一(1880年~ 1977年)は97歳で亡くなるまでの30年間、家の外へ出ることなく、ひたすら庭に生きるたくさんの虫や猫や草木などを見つめ、描きつづけ「画壇の仙人」とも呼ばれ、浮世離れした伝説の画家。
熊谷の昭和49年夏の日、幾多のエピソードを1日の出来事として凝縮した。
一日の出来事を通して、お金や名声など世俗の世知辛い欲望に背を向けて飄々と生きる姿。
文化勲章の受章を断って、周囲を唖然とさせる熊谷の超然とした生き方。
等々は、私が尊敬する彫刻家・後藤清一(1893ー1984)の生涯に重なるところが多く共感多々。
上映の終了後、主催のシネマパンチ・寺門 義典さんと沖田修一監督の対談があった。
沖田監督は2002年の短編映画『鍋と友達』が、第7回水戸短編映像祭グランプリを受賞しており寺門さんとを旧知の仲、制作の裏話を聴くことが出来た。
熊谷守一の没後、豊島区千早の旧宅跡地に、1985年(昭和60年)次女の熊谷榧が遺作を展示する個人美術館を開館。
2007年(平成19年)年11月、所蔵する守一作品153点(うち油絵は23点)を豊島区に寄贈し、豊島区立熊谷守一美術館として新たに開館した。
作家の人となりを知りたく「熊谷守一美術館」を訪ねたのはかなり昔の話。
熊谷 榧(くまがい かや、1929年 - )館長は、故吉野満彦さんの山友達、との話を聞いていたのでお目に掛かれればとも思ったが不在だった。
現在は90歳になろうが、元気に館長職を務めているようだ。
女性登山家・山岳画家としてのパイオニアだ。




