呉夏枝(オ・ハジ)さん@雑貨とコーヒー「たけうち」

 

 


染織、刺繍、編む、結ぶなどの技法をつかって美術作品を制作している呉夏枝(オ・ハジ)さんは1976年大阪府生まれ、オーストラリアのシドニー在住。

 


金沢21世紀美術館が企画した、東アジア文化都市2018金沢「変容する家」展
(9月15日~11月4日)には日中韓の美術家22組が出品している。

 


出品作家の一人、呉夏枝(オ・ハジ)さんが水戸に立ち寄られ、お話しする機会を得た。

呉夏枝(オ・ハジ)さんは
1976年大阪府生まれ、現在はオーストラリアのシドニー在住。
民俗/族衣装を象徴や記号的にとらえるのではなく、第二の皮膚としてとらえ、自ら染め、織り、仕立てるなどして作品を制作。
近年では、織物や、編み物を記憶や時間が織込まれたメタファーとしてとらえ、織りものをほぐすことで織込まれなかったもの、言葉として表れなかったもの--「沈黙の記憶」--を顕在化しようとするインスタレーションや、音声や写真を使った作品なども展開している。


衣服や織りの行為を通して無名の女性たちの、語られなかった歴史や時間を浮き彫りにする視点をもった作品を制作するのは難しい行為だ。

「女は三界に家無し」と言われた時代でも離婚に際し、着物は無条件に女性の所有、と認められたのはその製作過程に於いて大きく関わっていたことによる。
衣服が生活の多くを占めていた時代でもあった。

言葉にすれば堅い話に聞こえるが、人生の大半を糸偏の業界で過ごした私にとって、幕末から明治・大正・昭和を振り返る楽しい時間であった。

 

約1時間、老人(年の差35歳)の繰り言にお付き合い頂き有り難う御座いました。