深大寺の釈迦如来倚像@東京都調布市

 

 

●平成27年7月18日~9月23日に奈良博で開催された「白鳳展」には全国の「白鳳仏」が参集し白鳳時代の素晴らしさを体感できた。
関東からは深大寺と龍角寺の白鳳仏も出展されたが、どのような場所に在るのかも知りたかった。


龍角寺は2017年5月の「旅ブラ」で訪問したが、深大寺は未だであった。

 


本年7月24日に深大寺を訪れた。少しばかり時間が経ってしまったが。思い出しながらの訪問記。

 

 

三鷹駅からバスで深大寺に向かったが、吉祥寺の方が便利だった。

 


「深大寺そば」で有名な参道。

 

山門
元禄8年(1695年)に建てられた深大寺で最も古い建造物。


深大寺には著名な歌人や俳人の碑が沢山在る。

 


清水 比庵(しみず ひあん、1883年(明治16年) - 1975年(昭和50年)
歌人・書家・画家・政治家と多才な方だった。この方の作品は、川又南岳さん宅で初めて拝見した。

 

本堂

 

本坊・旧庫裡。
茅葺で江戸時代の建物に感じた。

 


釈迦堂。


ここに安置されているが、耐火建築の収蔵庫を兼ねている。

 

 

銅造釈迦如来倚像。
1909年(明治42年)に元三大師堂の壇の下から発見された。

 


像高(坐高)60.6センチ、全高83.5センチ。
童児の様に可憐で、眉から鼻に連なる線は清々しい。
後藤清一さんの仏像なども、白鳳仏の影響を感じる。

 

 

関東地方の白鳳仏として、龍角寺(千葉県印旛郡栄町竜角寺239)の薬師如来の仏頭も共通の要素がある。

 

2017年5月の「旅ブラ」で龍角寺を訪れた時の堂宇を思い浮かべた。
山田寺式の創建当時の瓦も素晴らしかった。

 

 

深大寺は湧水の多い国分寺崖線の崖面に抱かれるように立地し、現在でも境内に複数の湧水源をもつ。

崖線の上に深大寺の墓所が在る。

 

 

安東 次男【1919年(大正8年) - 2002年(平成14年)】の墓。


日本の俳人、詩人、評論家、翻訳家・俳号は流火艸堂。

 

 

 

 

古美術蒐集家でもあり『古美術拾遺亦楽』(新潮社、1974年)
骨董に入門当時、この本から影響を受けたので、思い出が多い。