栗の家@笠間市土師1285 

 

 

「栗の家」は広い屋敷に古民家や大谷石の倉庫を移築して展示室とし、庭には石塔や野仏を配置し山野草を植え込んだ径を散策する。

 

 

 


収集家なら誰もが夢見る理想の世界を実現した空間だ。

 

蒐集品は私すべきでなく、多くの人と共有したいとの思いで庭の一部を骨董市の会場として開放した。

古民家で、骨董品の器を使用した食事やお茶を提供する。

器は使われることで生気を取り戻す。

 

 

趣味の延長で始めたことが次第に大掛かりになって、大谷石の石蔵を改造しギャラリーやカフェを増設した。

 

現代作家の彫刻も配されるようになって、美的空間はさらに拡張された。

 

岩間ICに近いこともあって、出入りを誘導する警備員を配した広い駐車場が3箇所以上も設置される活況。

洗練された審美眼を持ったご主人の収集品を拝見し、限定の昼定食を頂くのも楽しみだった。

 

骨董市が盛んになると同時に、岩間特産の栗を使用した栗渋皮煮、 栗甘露煮 。
栗蒸羊羹 、純栗モンブラン、抹茶などメ喫茶ニューも増え、古民家カフェとしても人気が出たらしい。

らしいと言うのは、古民家カフェとして人気を博する以前のことしか知らないからだが。

 

その後、東日本大震災で大きな被害を受けた。
開設者がお亡くなりになった。
など、諸々の事情で飲食の営業は数年前に中止となった。

 

骨董市は
毎月、第1・第3日曜日の 午前6時〜午後3時まで開催され賑わっている

 

9月2日(日)にKさんのお誘いで、久しぶりの「栗の家・骨董市」に。
生憎の雨模様のため、出店業者とお客が少なかったのは残念だった。

 

 

 

 

しかしながら、雨に濡れた灯篭などの石像品を見、戸閉である母屋の内部などを想像し開設者の心を偲ぶことが出来た。

願わくは往時の食事や喫茶メニューが復活し、半日くらいを楽しめる場となることを願った。