稽古場「風」でのジャズライブ@水戸市新荘3丁目

 

 

 

 

5月12日(土)午後6時から稽古場「風」で「Solo,Duo,Trio night vol2」と題するコンサートが開催された。

 

 

メンバーはテナーサックス:伊王野信行、

 

 

ドラム:上野真裕、

 

 

 

ピアノ:宇佐美博司というベースが入らない変則的なトリオ。

 

2016年12月に水戸市けやき台3丁目の「Jazz Room Cortez」でのライブの第2弾ということだ。

 

 

司会・進行はピアノの宇佐美さんが務めたがリーダーと云う事でもなく,曲によって、ソロ、デュ、トリオでの演奏と変化する。

 

1st ステージはサックスとドラムの「Hush a bye」から始まり、2曲目はトリオで「80年代のマイルスのスケッチ」、

マイルス・デイヴィスの80年代楽曲をカヴァー。
3曲目が宇佐美さんのオリジナル「三宅島」と題したピアノソロ。

ピアノと対話するような詩情豊かな演奏。

サックスとドラムのヂュオで「イパネマの娘」とチャップリンの作曲の「Smile」。
Nat King Coleの歌で知られるスタンダードの名曲。


再びピアノソロで「ノー・モア・ティアーズ」と「You Don't Know What Love Is」の2曲。

以上で前半が終了して休憩。


コーヒーやビール等の飲み物とパンが提供された。

この夜の聴衆は約30人位。
50~60人位収容できるホールなので、飲みかつ食べてリラックス。
何人か知り合いもいたので雑談をしたが、この夜の演奏に皆さん心を打たれたようだ、

 

2nd セットの冒頭に宇佐美さんからメンバーの紹介。
各自がいかに曲と向き合って演奏するかを大切にしているとのことだ、
さらに、宇佐美さんが20代にインドを放浪したこと.三宅島の噴火、東関東大震災の後に訪れた福島の印象など。

キース・ジャレットを思わせる曲を含めソロを3曲。
4曲目の「福島」は宇佐美さんの自作で、体験に裏付けられたオリジナルは心を打つ。

更にトリオでの演奏があって、ラストは「鳥の歌」。
カタルーニャ民謡 をカザルスが編曲した名曲。

 

 

アンコールはピアノソロでボサノヴァの「黒いオルフェ」。
スローテンポで演奏しているので別の曲のようだ。

6時にスタートし、休憩を挟んで8時半まで全15曲を聴くことが出来た。

何れも、しみじみと語りかけてくるような演奏で、アドリブも一様でなく、久しぶりに聞き入ってしまった。
3人とも仕事を持っているアマチアだからこそ、プロのエンターテイメントと異なった魂のこもった演奏が心を打つのだろう。

 

 

「稽古場・風」のアットホームな雰囲気も素晴らしかった。
主宰者の堀籠貴子(風野行衣)さんの感性で運営される空間で、展覧会やコンサートなど様々なイベントが開かれたが、親の介護などの事情で最近は少ない。

以前の様な多彩な催事が開かれることを願っている。