出光創業史料室@北九州市門司区東港町2-3
出光美術館(門司)は、出光佐三とゆかりの深い門司港レトロ地区の一角に出光コレクションを展示する美術館として2000年に開館した。
その後、改築を経て2016年に新たに完成した美術館に出光美術館の創設者である出光佐三の生涯の軌跡を紹介する「出光創業史料室」を併設。
美術館の入場料に資料館の入場も含まれている。
出光興産の創業者 出光佐三(1885-1981)は明治44年(1911)現在の鎮西橋交差点近くに機械油の販売店「出光商会」を開店した。
創業当初は従業員数名の小さな店で、彼らからは親しみをこめて「店主」と呼ばれていた。
日清、日露戦争に始まり、二度の世界大戦、戦後復興、経済大国への道とまさに激動の時代、「人間尊重」という理念をかかげ、事業経営に取り組んできた。
百田尚樹による歴史経済小説『海賊とよばれた男』は出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が描かれている。
人名や社名など一部は仮名が名前が使われているが史実に基づいた話だ。
体制や規制に対し自由であるべきを主張し、自らの信念を貫き通し、如何なる苦境の時期においても社員を解雇することはなく家族的な経営を説いた。
幸いに、以前この本を読んでいたので大いに理解することが出来たが、明治の日本人の信念の強さに感動した。
グローバル経済となり民族系として自主的な運営が厳しい時代、出光興産と昭和シェル石油の経営統合の動きが創業家の反対で停滞している。
どのような結果となるにしても、出光佐三の創業の精神と出光美術館に込めた愛情を忘れ去らない会社であることを切に望む。
出光史料館(門司)紹介映像
https://youtu.be/b5_dZaE3nKo




