古仏修復所と修復されたお像に会いに」Tabi-ぶらin真壁&石岡】・其の1

 

●シーン1【古仏修復所見学】@桜川市真壁町真壁351-1

 

 

 

Tabi-ぶら】を主宰する山本哲士さんの選定する訪問の場所や人はかなりユニークだ。1028日(土)は桜川市真壁町の古仏修復士・飯泉太子宗(としたか)さん

 

文化財の保存には修復の仕事が欠かせない。

骨董の世界でも、真贋と同様に「直し」の手がどの程度入っているか?

を重要視する。

まして、文化財であればなおさらで、その辺りの兼ね合いは気になっていたので、今回の訪問は楽しみだった。

 

 

 

飯泉さんの「NPO古仏修復工房」は明治時代に建てられた小学校校舎を改造した、工房そのものが文化財の再利用。

 

 

 

飯泉太子宗さんは東北芸術工科大学文化財保存修復学科で文化財修理を学び、1997年に京都の財団法人美術院国宝修理所に入所。

岡倉天心が開いた同修理所は、日本の国宝や重要文化財の仏像を唯一修理できる施設だ。

 

6年間修復に励み、さらに別の修理所でも1年間腕を磨き自信を付けた。

しかし、文化の異なる多くの人と出会い、様々な経験がしたい―。

そんな思いから、約1年半にわたって世界の文化遺産などを見学しながら26カ国を巡り、各国の文化に触れた。

 

帰国してすぐの2006年8月「NPO古仏修復工房」を開設した。

 

作業の概要を見せていただいた。

 

先ずは解体して部材を確認。

 

 

 

 

他の仏像の部材が混入していないか。

似通ったものグループに分け組み合わせる。

 

 

 

後からの着色は落として元の色に。

 

金箔などが剥離しそうなものは接着剤で留める。

 

 

 

 

 

 

幾つかの作業を同時に並行しながら進める、

 

部材を組み立て、不足分のパーツは彫刻刀で作成。

補修の材料はどの木材にも対応し、耐久力があり、成形しやすいヒノキを使用する。

 

足りない点を最小限に補充し、原型に近いながら、時代の雰囲気を損なわないように完成させる。

 

解体された部材、金箔や漆を留める前の状態など,作業の各段階を見ることが出来た。

 

如何に労力と神経使をう仕事であるか、がよく分かった。

 

完成に至るまでは数か月から数年がかかるとのこと。

忍耐を要するお仕事だ、

 

 

工房前で記念撮影、

 

 

(写真の一部は「旅ブラ」会員の皆様のfb掲載から引用させて頂きました。)