河津七滝(かわづななだる)@静岡県賀茂郡河津町

天城超え「伊豆の踊子」を辿る 其の64

 

 

 

 

 

 

 

天城トンネルを出た所の標識には「踊り子歩道」

旧道をその様に称するのか、別ルートがあるのか?「河津七滝まで8.2㌔」

 

『伊豆の踊子』には『トンネルの出口から白塗りの柵に片側を縫われた峠道が稲妻のように流れていた。この模型のような展望の裾の方に芸人達の姿が見えた。…』峠道は下りとなる。

 

旧道を離れてバイパスに乗ると間もなく、空中をループ状に旋回しながら下る。

写真を撮らなかったので説明が難しいが、ラセン階段の道路版と思えばよい。

 

 

 

下りきった辺りに「河津七滝」入口とあって、再度、旧道に。

滝は水が垂れる。の意味で滝をダルと発音するので「河津七滝(かわづななだる)」となる。

 

 

「これらの滝は、約25000年前に伊豆東部火山群のひとつ「登り尾(のぼりお)南火山」からの溶岩流が谷に流れ込んでつくり出したもので七滝のうち「えび滝」を除く6つの滝には、厚い溶岩が凝固、収縮し出来る柱状節理が見られる。」こと。

 

水戸の井戸博士・西原昇治さんの影響で覚えた「ジオパーク」《geology(地質学)+park(公園)からの造語》科学的・文化的に貴重な地質遺産を含む自然公園。

 

 

 

 

の典型的な場所で、興味津々だったが、七滝全てを巡ること出来なかったが、渓流そのものが素晴らしかった。

 

『伊豆の踊子』では『湯ケ野までは河津川の渓谷に沿うて三里余りの下りだった。…』としかないが、この景観の素晴らしさは物語としては邪魔になるので、敢えて触れていないのか?

 

 

 

しかし、地元では学生と踊子を並立させた像を何か所か建立。

 

 

何度も映画化もされており、其の紹介板も。

今なら、「ジオパーク」だけを売りで充分通用する時代となった。

 

ここは「湯ヶ野」の少し手前だが、『伊豆の踊子』ではここでの話なども面白く。小説を辿る部分は冒頭の「天城峠」に行ったことだけ、でこれから先の旅のは、そこを離れて見聞を記すが、タイトルだけは残しておくことに。

小説の世界の追体験は無理と云う自明の理。

 

 

大正15年の噴き上げから80余年が経過し、いまなお100度の温泉が毎分600リットル、地上約30mまで噴き上げる自噴泉。

 

 

 

この日はメンテナンスで休業だったが、パイプに付着物をノミで削って通りを良くする作業が終了し、試の自噴を見られた。

 

近年では1月下旬より3月上旬にピンク色に咲き誇る「河津桜」で有名な河津町は温泉も沢山ある。