高橋 義孝 回顧展@ギャラリーしえる

6月13日(火)〜6月18日(日)

 

 

 

ドイツ文学者で評論家、随筆家、横綱審議委員会委員長を務めた高橋 義孝(1913 1995年の回顧展が水戸市見川町の「ギャラリーしえる」で開催されている。

 

ゲーテやフロイト、トーマス・マンなどの著作集を翻訳・刊行し、大学教授として後進の指導にあたった。

 

 

 

トーマス・マンからの書簡。

 

 

東京は神田猿楽町生まれの「江戸っ子」で

 

 

洒脱な随筆を数多く刊行、蝶ネクタイがトレードマークだった。

 

 

 

遺愛の硯・墨・時計・横綱審議委員の記章など。

 

 

 

生家や家族などの写真展示。

 

 

 

お正月の床飾りだったという、泰山金剛経・北斉時代(56世紀)「得」の拓本。

 

子供の頃から相撲好きで、1964年、横綱審議委員会委員、1981年には委員長になった。

 

 

 

相撲番付やふれ櫓の模型。

 

 

 

交流のあった谷崎潤一郎・川端康成などからの書簡。

 

 

自筆原稿。

 

 

著作の一部が展示されてある。

 

ドイツ文学の翻訳から日本文化の紹介と、幅広く活躍した生涯を遺品などを通して概観できる展覧会だ。

 

この展覧会は高橋 義孝氏の遺族である次男・高橋湛(たかはししずか)さん、次女で水戸在住の中山周(なかやまちか)さんの協力より実現したが、会期中はお二人とも在廊され、解説して下さる予定とのこと。