藤森照信展@水戸芸術館現代美術ギャラリー

311日~ 514

 

 

 

水戸芸術館現代美術ギャラリーで「藤森照信展―自然を生かした建築と路上観察」が開催されている。

 

建築史家で建築家の藤森照信は“自然の造形を生かし自然と同化した”建築と周辺を含めた環境計画など極めて独創的で、世界に誇りうる日本の建築家と思っている。

 

 

 

表現は対照的だが、入り口には師匠とも言える磯崎新からのメッセージ。

 

1室は

 

 

 

中央には木製の椅子の数々。

枝ぶりなど自然なままの素材を使用、座ることも可。

会場内には、無垢の木を使用し彫り上げた模型なども数多く展示されている。

 

 

 

写真家・増田彰久の撮影したユニークな公共建築の写真が展示されている。

 

 

 

「多治見市モザイクタイルミュージアム」の写真や、モザイクタイルを張り付けた車が展示。

 

5室「未来の都市」

 

 

朽ち果てた「東京タワー」と思われる搭に象徴される未来都市は、もっと自然に寄り添ったものとなるだろう。

 

6室「たねやの美とラコリーナ近江八幡」

 

 

 

近江八幡市の菓匠「たねや」は本社屋を始め多くの施設を藤森照信と協同で創り上げ成功している。

 

 

今回の展覧会は「たねや」の全面的な協力により、実物を見ることが出来ない建築を実態に迫り想像でき展示になっている。

 

●彦根城のお濠端の「彦根美濠の舎(み ほりのや)」に行ったことが有るが、店舗2階に「たねや美濠美術館」 が在ったとは知らなかった。

 

「湖東焼」

「たねや美濠美術館」が収蔵する彦根藩・湖東焼は約300点。

其の一部が紹介されている。

 

 

 

「志村ふくみ」コレクション。

人間国宝の染色家・志村ふくみは近江八幡の出身。

同郷の作家支援として「たねや」は「志村ふくみ」の作品をコレクションしている。

 

 

実際の建築に使用された、生きている「苔」や「木」で作られた展示物。

 

 

 

「埴輪」を思わせる土製品に植えられた「苔」や「木」。

 

 

 

これまで手掛けた建築の屋根・壁・左官等の素材見本。

自然に見せるための、屋根材や壁材の下地には多くの技術的な工夫が凝らされている。

 

 

「茶室」など夢の様な創造性あふれた建築。

 

絵空事の様な建物が、実際に造られた写真が沢山。

やればできるのだ!

 

超高層に象徴される現代の建築と対照的な「藤森建築」。

「植物を建築に取り込む」数々のアイデアが溢れた展覧会で“こうあればいいな”の未来を示してくれていることが嬉しい。

 

 

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関連企画「路上観察学会」の会員紹介。