年年歳歳花相似 歳歳年年人不同

 

 

 

那珂川河川敷の菜の花。

 

 

八郷町の筧次郎さんの影響で、水戸市岩根町の友人Sさんの畑を借りて日曜菜園を1985年頃から78年間したことがある。

那珂川の河川敷だったので、新堤防の工事が始まる頃に止めた。

 

無肥料・無農薬を旨とし、種と苗を植えたら収穫を待つ手抜き農法だが、雑草の間に実を付ける作物もあり、収穫の喜びもあった。

畑で食べたミニトマトの味など絶品だった。

 

畑の周りの河川敷や堤防でクコの実や甘草の根っこを採集して食べたのも愉しい思い出。

早朝の那珂川の風物を楽しんでいた、というのが実態だ。

 

 

 

4月は流域一面が真黄色の花畑になるが、3月の今頃は菜の花が咲き出す頃で、寒風にさらされながら摘み草して、お浸しや辛子味噌で味わうのは、苦みを含め季節を味わえるので、毎年楽しみだった。

 

昨年も33日に行ったが、今日も偶々行くことになった

蕗の薹を3個見つけ、夕餉の味噌汁に刻んで散らした。

 

31日は高校の卒業式があって、市内で大勢の袴姿を見かけた。

先程、水戸一高の女生徒の親御さんに会ったら、女子の99%が袴姿で、洋服は1人だったと聞いて驚いた。

専門学校・短大・大学の女子学生の卒業式が袴姿とは知っていたが、高校生までも、とは知らなかったから。

 

僕の在学当時、女子は学年で12名だったが、現在は半数近くが女子だから時代は変わった。男子学生は全てがスーツ姿だったという。

我々は全員学生服だったし、式も簡単で、父兄の出席など考えられないこと。

 

 

 

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同(唐詩選)

 

唐代の詩人、劉(りゅう)希夷(きい)(651~680?)の「白頭(はくとう)を悲しむ翁(おきな)に代(かわり)て」と題する詩の第4節、

 

古人(こじん)復(また)洛城(らくじょう)の東に無く

今人(きんじん)還(また)対す落花の風

年年歳歳花相似たり

歳歳年年人同じからず

言(げんを)寄(よす)全盛の紅顔の子

応(まさに)憐(あわれむべし)半死の白頭翁

 

先日、河鍋 暁斎の『暁斎鈍画』の骸骨の画にふれたが、正にこのこと。

心して、日々を送るべし。