西成田洋子展「記憶の領域2017」@ギャラリーしえる

2017221日~35

 

 

 

 

 

西成田洋子さんの「記憶の領域」シリーズが始まったのが1991年。

自分の身の回りに有る廃物、布きれ・ボタン・ビニールチューブ・テープ・針金、新聞紙などを縫い合わせ、針金などで繋ぎあわせて形を造り、着色しニスで仕上げる。

怪獣のようでもあり、おどろおどろした感じは不気味でもあったが、現在の社会に対する悲しい抵抗にも見え、愛すべき存在にも思えた。

 

パーツのそれぞれには何らかの「記憶」が宿されているので「記憶の領域」と云うタイトルとなり、新たな「モノ」との出会いは発掘作業にも似て、尽きることなくシリーズ化した。

 

2002年、文化庁派遣研修員としておのーヨークに滞在してから、大分変化したように思う。

 

当初のジャンクアート的なものから、発表ごとに洗練され造形作品として完成度を高めてきたように思える。

 

 

 

中央にドンと置かれたこの作品は、見る角度によっていかようにも変化する。

 

 

 

縫い合わせて作られたこの作品は、ふっわとした毛のマフラーが付いている。

今までにない作風で、何か心境の変化でも?

写真が良く撮れていませんが、かなり精緻で濃密な作品です。

 

 

最近は平面作品も制作されている。

作家は心のままに気軽に描いているように思えるが、立体の要素を平面に凝縮された感じがする。

 

 

 

 

 

 

奥の部屋には身近な材料を使用した愛らしい小品が数点ならんでいる。

大作は手元に置けないが、これらは身辺の愛玩品として最適。