「秘境/魔境」SUGADAIRO PROJECT vol.2
出演:スガダイロー、近藤岳、有馬純寿、田中泯
2017年1月28日[土] 開場:18:00/開演:18:30
@水戸芸術館 エントランスホール/ACM劇場
昨年の暮れに取材された「ブラタモリ」水戸編が1月28日の19:30~20:30に放送されることになった同時間帯に水戸芸術館でSUGADAIRO PROJECT vol.2「秘境/魔境」の公演があった。
チケットは購入済みなのでブラタモは録画を予約し、エントランスホールに。
開場時間から間もないのに、ホールの1階・2階にかなりのお客が、
11月26日に開催されスガダイローによる三部作の第1弾:師匠・山下洋輔との「狂演」篇。「超高速で鍵盤を叩き、ペダルと床を踏み鳴らすというより蹴っ飛ばす。お互いが呼応し爆撃を繰り返す。」何だか分からないが「凄い」としか言いようがなかった。
3回シリーズの第2弾。
第一部は「秘境」篇。スガダイローx近藤岳x有馬純寿
現代音楽や即興演奏に卓越し、パイプオルガンが持つ可能性を果敢に切り拓いてきたオルガニスト・近藤岳。
コンピュータを用いた独創的な音響表現で自在に空間を操り、音楽、アート、演劇など幅広い分野で活躍しているエレクトロニクスの有馬純寿。
2階のパイプオルガンの近藤岳、1階にピアノのスガダイローとエレクトロニクスの有馬純寿が一直線に並んだポジションで演奏が始まった。
3人での演奏なのにオーケストラの様に響く。
パイプオルガンは宇宙からの如く反響しスガダイローと呼応する。
エレクトロニクスの有馬純寿。
コンピューターに打ち込んだデータを基に演奏に参加しているのか、或いは全てをコントロールして1つの音に纏めているのか。
知識が無いので、その辺りは全く分からない。
高速の即興演奏がよどみなく湧き出る能力とパワー。
空襲に遭ったような大爆音で、床に座って目をつぶって聴いていた。
休憩のあとは開場をACM劇場に会場を移し
第2部「魔境」編。スガダイローx田中泯
田中 泯 は1945年生まれ。1966年クラッシックバレエ、モダンダンスを学んだ後、1974年から独自のダンス、身体表現を追求するようになる。
ゆるやかで微細な動きで身体の潜在性を掘り起こすパフォーマンスは、ダンスをはるかに越えて、新しい芸術表現として世界的な評価されている。
1985年から今日に至るまで、山村へ移り住み農業を礎とした日常生活をおくることでより深い身体性を追求している。(芸術館HPより)
話には聞いている、田中 泯のダンスが如何なるものか、は今回の楽しみ。
さらに、ピアノとダンスの異種格闘技だ。
操り人形の様な、関節がバラバラの動き。
コマ落としのようにも見える。パントマイムの動きの様にも見える。
緩急が織り交じり、立ったり寝たり、のたうちまわり、動き回る。
死者が甦ったかにも見える。
前半は上着を着ていたが、後半は上着を脱ぎ捨て上半身は裸。
日頃の農作業で鍛えた身体の筋肉は無駄がなく骨まで見えるようだ。
帰りがけに知り合いに会って「わかりました」と声をかけられた。
確かに、何だったろうと思った。
水戸芸術館が出来て四半世紀、未知なるもの出会う機会を数多く得た。
その時は分からなくとも、実物を見聞きした体験は後になって納得することがある。







