北斎ゆかりの地を巡る 其の参

 

 

向島百花園

文化元(1804)年、骨董商の佐原菊塢(さはらきくう)が日本古来の草木を集め、幕臣の多賀家屋敷跡に造園した庭園。名称は江戸後期の画家酒井抱一が「梅は百花のさきがけ」の意から名付けたとされる。

当初は360本の梅が主体で、亀戸梅屋敷に対して、新梅屋敷とも呼ばれた。

現在は都営庭園となり、国の史跡・名勝に指定されている。

 

 

 

広重:東都三十六景「 向しま花屋敷七草」

 

 

白髯神社

向島百花園から徒歩5分位。

江戸時代は寺島村と呼ばれナスの産地として有名だった。

 

 

 

隅田川両岸の風景を描いた北斎狂歌絵本の『絵本隅田川両岸一覧』

の『白髭の翟松今戸の夕烟』

今戸(現台東区今戸)の瓦焼きの様子と対岸の白髭明神社(現・白鬚神社)の鎮守の森が描かれている。

 

 

法泉寺

禅宗曹洞派・駒込吉祥寺の末寺。

 

 

 

参詣の様子を描いた『寺島法泉寺詣』

縁結びの神である金勢大明神の幟や石柱があります。法泉寺が金勢大明神を祀っていた記録が他になく、貴重な資料ともいわれています。

 

 

隅田川神社

隅田川神社の周辺は、かつて水神の森と呼ばれるくらい樹木が生い茂っていた。

 

後に高速6号線の高架道。

河川改修で境内も狭くなったらしく、本殿も小さい。

 

 

「水神宮」の碑、今やその面影は無い。

 

 

木母寺

梅若伝説ゆかりの地。

「たずね来て問はばこたえよ都鳥すみだ河原の露ときえぬと」

能「隅田川」の文学的旧跡、江戸時代には梅若山王権現の霊地として尊信された。

 

 

 

ひと頃は廃寺となった事や河川改修で場所も移ったので本堂は現代的な建物。

 

 

 

三遊塚 

三遊亭円朝が明治22年、先師(初代)三遊亭円生を追福する為、木母寺に建立した。