すみだ北斎美術館.@墨田区亀沢2-7-2
開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-
2016年11月22日(火) 〜 2017年1月15日(日)
葛飾北斎(1760-1849)は江戸時代後期の浮世師。
森羅万象を描き、90年の生涯に3万点を超える作品を発表、版画のほか肉筆浮世絵にも傑出していた。ゴーガンなど後期印象派の人達にも大きな影響を与えた。
「為一」を始め「画狂老人」「卍」など、改号すること30回。
93回を重ねた転居でも有名で、画料はかなり入ったにも関わらず、質素な生活で金銭にも関心が薄く、興味は描くことだけの生活、トラブルも多い奇人としても知られる。
代表作に『富嶽三十六景』や『北斎漫画』などが著名だ。
東京都墨田区が、世界に散逸した北斎の名品を生誕の地すみだに再び集め、北斎専門の美術館で展示しようとして誕生したのが「すみだ北斎美術館」。
2016年11月22日(火)に開館した。
建築地は、江戸時代に弘前藩津軽家の大名屋敷。
現在の墨田区北斎通り付近にあたる本所割下水で、およそ90年にも及ぶ長い生涯のうち、そのほとんどを「すみだ」で過ごしたといわれる。
「蔵前国技館」や「東京都江戸東京博物館」から徒歩10分位の墨田区亀沢。
設計は茨城県日立市出身の妹島和世で近未来的な外観。
館内は4階に常設展示室、3〜4階に企画展示室を配置
序章「北斎のイメージ」、
1章「北斎の描いたすみだ」、
2章「幻の絵巻-隅田川両岸景色図巻-」
3「名品ハイライト」、
「隅田川両岸景色図巻」
約100年余りも行方知れずとなっていた幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻(すみだがわりょうがんけしきずかん)が、平成27年に再発見され、海外から日本へ里帰りした。
門人が描いた北斎と三女のお栄(葛飾応為)
こたつに半分入りながら熱心に絵を描き、一緒に暮らす娘の阿栄が傍らで見守っている。三女のお栄(葛飾応為)は北斎の助手もつとめた浮世絵師。
絵を基に再現した像。
『北斎漫画』 53歳ごろ〜
『富士越龍図』
肉筆画(絹本着色)。嘉永2年1月(嘉永二己酉年正月辰ノ日。1849年)、落款は九十老人卍筆。
浮世絵や版本は小さいく、肉筆の浮世絵も掛け軸の大きさ。
しかも、退色しやすいから強い光を当てることも出来ないし、長期に渡る展示も難しい。
現在は開館記念展で多くの来館者があるが、DVDや光学的な展示など、工夫はしているが、リピーターの確保など長期のサイクルでみる運営は多くの問題を抱えているように思えた。












