育徳園の池(三四郎池)@東京大学

 

 

13回千本桜ミーティング(108日開催)の講話は東京大学埋蔵文化財調査室助手の原祐一先生が「水戸藩駒込邸(中屋敷)の景観と水戸の景観」について実際に観察された話なので“なるほど”と納得する点が多かった。

 

原先生の主宰する史跡見学会「加賀藩・富山藩コース」が1015日(土)に開催されることを知って参加することに。

 

 

集合時間は1000に東京大学本郷キャンパスの赤門前。

赤門は東大の別称と云えるが、加賀前田藩・前田斉泰の正室として十一代将軍徳川家斉の二十一女の溶姫を正室として迎える為に立てられた。

 

参加者は約20名。

1時頃に散会の予定だが、都合によっては途中に退出も可能だとのこと。

 

名所の銀杏並木、この時点ではまだ青かった。

黄葉の頃は素晴らしい事でしょう。

 

育徳園の池(三四郎池)は掘り上げて池を造成したので、その土を利用して築山を造り、見晴らし台から眺める様になっている。

 

御傘亭。

石製の大きな机と椅子が。置かれている。

建設時は池を見渡し、その先まで見えたらしいが、現在は樹木が繁殖し過ぎて見えない。

現在は原さんを含めた検討会が組織され、創建時の姿に戻すと同時に安全性を確保しながら眺望景観・歴史景観を顕在化しようと調査と工事が進行中。

 

倒木の整理や後に生えた樹木の伐採・剪定工事などが始まった。

 

ここからの眺めが一般的だが、ここの大きな石はもう少し水の中に浮いて見えるのが当初の姿で、現在は水位が下がってしまった。

改修に際しては湧水を増やすか、ポンプによる流量を多くすることが必要らしい、現在の水は滞留しているせいか、透明度が失われている。

 

この奥の、東の空から登る月が見所なのだが、樹木に覆われてしまって見えない。原さんの話によれば、日本の庭園は月の動きと、湖畔に移る姿が重要で方向や角度が計算されているとのことだ。

 

夜間の足元の照明が必要で大切になる。

 

 

 

南の奥から眺めると小さな石橋。

この辺りはカキツバタを植え、八橋のように見せた場所とか。

今は泥がかなり堆積してしまった。

 

何年後の完成かは分からないが、竣工した際には現在とは大幅に異なる景観になりそうだ。

 

この後、懐徳館庭園~富山藩神屋敷跡~双ヶ岡~不忍池~富山藩中屋敷跡~鷗外邸跡~平櫛田中邸などを訪ねた見取り図。