「国宝でよみとく神仏のすがた」@神奈川県立金沢文庫

85日~102

 

 

称名寺聖教16,692点、金沢文庫文書4,149通は、とくに鎌倉時代~南北朝時代の政治、外交、宗教、文化を明らかにする第1級の史料として評価され、新国宝に指定 されたことを記念する展覧会が神奈川県立金沢文庫で開催されている。

 
 

神奈川県立金沢文庫は京浜急行「金沢文庫駅」から徒歩約10分。

称名寺の境内の一郭とも言える場所だ。

平成23年の「運慶展」以来2度目、横浜から幾らか離れているので足を延ばすのが少し億劫さを感じるが、主任学芸員を務めている瀬谷貴之さんが水戸出身、先輩の息子さんなので一度おもにかかりたいと思っている。

 

更に、今回の企画は金沢文庫保管以外に、仏教の流れに関連する個人収蔵の作品が展示されていることも魅力だ。

 

第一章  神々のすがた

我が国では仏教伝来以前から、神々が各所に祀られ信仰されていた。

これらの神々は仏との習合が行われるようになった。

この時代の神像は魅力的。


 
  

男神座像(平安時代)

 
 

金銅阿弥陀如来坐像(平安時代)

小品だが、童顔で可愛らしいお顔。

 

第二章   慈悲救済の仏のすがた

阿弥陀如来、特に平安時代後期には、いわゆる定朝様式が広く流布した。

鎌倉時代には運慶・快慶を始めとする慶派により、写実的な像仏が行われるようになった。



 
  

阿弥陀如来坐像 (平安時代)

 
 

聖観音菩薩立像 (平安時代)

 
 

弥勒菩薩立像 (鎌倉時代)

 

第三章  密教修法の仏のすがた


 
  

大日如来座像 行順作 文久7年(1270

  

金胎仏画帖 (平安時代)

 

第四章  仏法守護の仏のすがた 

 

四天王・弁財天・大黒天などの仏像。

 
 

 

受付で「瀬谷貴之さんがお手すきか、アポなしだが、面会は可能か?」を問うた処、運よくお目にかかることが出来た。

 

瀬谷さんは仏教美術に関し注目されている研究者、今後の活躍と郷里の茨城や水戸の文化財保護にご尽力を願えればとの願いがあった。

 

故郷の昔話に花が咲き、機会があれば再会の約束も出来たのは嬉しかった。

 

1930年の神奈川県立金沢文庫開館以来、継続してきた称名寺(横浜市金沢区)の文献資料の調査・研究をふまえ、8月17日(水)に、重文 称名寺聖教と金沢文庫文書が国宝となった。