「サントピア水戸」の時代への挽歌 其の⑨

 
  

エキサイティングビッグバザール.

 

梅雨が明けないがデパートなどでは夏物のセールが行われている。

セールと言っても、特に目玉が在るわけではない。

 

しかし、サントピアが躍進した1980年代は日本全国で広く社会的な現象となった「DCブランド」ブーム。

今では死語となったDCブランド(ディーシーブランド)の「DC」とはデザイナーズ(Designer's & キャラクターズ(Character's)の略とされる。

 

●熱田 龍明 さん

 サントピア、高校時代のDCブランドブームの時はよく行ってました。

Yuko Miyanagaさん

お正月の初売りですごい行列でした。入り口から歩道橋へと並んで中央郵便局の方まで続いていたような......

 

夏と冬のセールと新年の福袋の時期は、開店の数時間前から座りこみ人達が出て舗道には警備員が並んだ。

水戸ではサントピアと駅前の丸井が双璧だった、

 

サントピアは「エキサイティングビッグバザール」.と銘打って単なるセールではないよと云う感じ、値段で勝負の様な広告はしなかった。

 

引っ張ったのは地元の若者

 

ブランド店の集客力に呼応して、地元の若者が起業した小さな店も魅力的な品揃えで対抗したのも活況を呈することにつながった。

これからブレイクしそうなブランドを先買いしたのだ。

 

若きオーナーたちは僅か5坪くらいの店舗で月商500万円、年商6000万から1億を売り上げた。

驚異の数字で、ファッションの専門誌に「サントピアの駐車場にはオーナーの高級外車がゴロゴロと取り上げられたこともあった。

  

5月の開店の記念日頃には「サンキューデー」が開催され、この期間は安売りでなく、海外旅行などのあたる抽選会などのイベントが主体だった。

 

バブルの時代と共にサントピアはあったのだ。

 

2枚のポスターの写真撮影は海老原 豊さん)