オートマタ「堀江出海」展  @常陽史料館

45日~522

  

 

 

常陸大宮市在住のオートマタ作家・堀江出海(いずみ)さんの展覧会が水戸市備前町の常陽史料館アートスポットで開催されている。

  

 

「オートマタ」は19世紀から20世紀初めのヨーロッパで貴族の観賞用として作られた、ゼンマイ仕掛けの精巧なからくり人形。

 

堀江さんは東京小岩の生まれで、長らく時計店の修理職人として技術を磨いていた。社用でスイスの会社に出張した際にオートマタに出会い魅了された。

滞在中に作家に出会い、製作法を学んで帰国した。

絵画や彫刻が好きだったこともあり、時計の技術を加味したオートマタの作家を志すようになった。望みをかなえるべく、会社を退職し山方宿(現・常陸大宮市)に移住しアトリエを開設した。

設計からゼンマイの仕掛け作り、天然木の手彫りで作る人形作りに至るまですべて手作業で、完成に1年以上がかかる。

徐々に評判を呼んで、常陸大宮の納豆工場や水戸の提灯メーカーからも制作の依頼が来るようになった。

衣装も重要な要素だが洋裁学校出身の奥様が担当され、二人三脚で取り組んだ結果、スイスの老舗時計メーカーから注文が来るほどの評価を得た。

展示や講演の依頼も多い。

 

今回の展覧会に合わせ、今日(413)10301200まで、展示品を作動させながらの解説があった。

 
 
 
 
  

手足や顔の表情の微妙な動きや、オイルランプラが点灯し、炎が大きくなったり小さくなったり、たばこを吸う煙など。

 
 

動きの基となる内部構造まで、オートマタの概略を知ることが出来、約50人の参加者は大満足。

 

会期は522日までだが、堀江さんの解説が511()1400から開催される。

参加の事前予約はなしだから、ご都合が付く方は是非とも。