『御殿場線ものがたり』復刊ドットコム

著者: 宮脇俊三 黒岩保美

 
 
  「青春18切符2016年春季 」を購入したが、利用期間は31日から410日迄。この期間、年金生活の徘徊老人とっても何かと用事があって、予定表の合間をぬって何処に行こうかと迷う。

 

出先は何処であろうとも、乗車は先頭車両に陣取ることにしている。

運転席の脇の窓から、進行方向の景色がよく見えるからだ。

線路やホームの状況なども良く判る。

 

2015年冬季、高松からの帰途「御殿場線」に乗ってみた。

「現在は単線だが、複線時代のトンネルや橋脚などの痕跡を伺える場所があり

鉄道マニア、なら見所が沢山であろう。」との記事を書いたら『御殿場線ものがたり』と云う絵本が有りますよ、と見せて下さった友人がいた。

 
 

御殿場まわりの東海道線が開通して、急勾配の線路に特急や貨物列車をいかに走らせたかというノンフィクション絵本。

小学校中級向け、と云う事だが大人にも充分な内容。

 

原本は『月刊たくさんのふしぎ・御殿場線ものがたり』宮脇俊三著(福音館書店かがくのともシリーズ)1986年初版の復刻版。

 

  

運転手と機関士、どちらも技術が必要で、さらに煤煙に悩まされた。

  

線路・機関車・車両・ポイントなど多くの人達が働いた。


 
  

特急「つばめ」の登場(昭和8年)はそれまでの特急が東京~大阪を11時間半かかっていたが、8時間20分で走る様になった。

この所要時間は現在の「青春18切符」で普通電車を乗り継ぎした時間とさほど変わりはしないのだ。

  

沼津~国府津の高さと勾配と距離の比較。

  

補助機関車の連結や、食堂車の切り離し作業などが必要だった。

  

丹那トンネル(総延長7,804m1934年・昭和9年)の開通によって、幹線から格下げになってしまう御殿場線。

 

「盛者必衰」「生者必滅」は世の習い。